■スムーズ
登山2目の朝である。昨日よりも筋肉痛が酷い。やはり、筋肉は戻っていなかったことが証明された。今日は、こまごまと用事がたくさんあるので、無理のない範囲で進めよう。
車が必要なので、朝食後家人を職場に送って行く。その後、サポートセンターへ行き、植菌ドリルを返却に向かう。サポートセンターは6階にあるが、担当者の方はいつも階段を利用されている。自分も階段で行こうとしたら3階で出くわしてしまった。そのまま戻り返却する。
次いで、林業カレッジへ向かいパソコンとプロジェクターを返却する。
その後、倉庫に向い、枕木やら金づちなどを返却する。
せっかくここまできたなら、タケノコの一つも持ってかれ~、とばかり竹藪に入る。
まあ、4本見つけたが時間が無いので2本で止めておいた。
戻る途中で、メンマの漬け込みようの重石を探そうと川へ降りようとしたが、雑木の頒布会やら工事などで降りることができなかった。しかし、道端に具合のいい大きさの石が落ちていた。
その後、スーパーへ向かい、食材を調達する。
公園には、コデマリが盛んである。
直ぐに昼である。先ずは、先ほどの竹の子の先端だけをアク抜き後天ぷらにする。
今日は、ラーメンの日である。風は冷たく冷やし中華の気分ではない。かといって、熱い汁麺の気分でもない。そこで、あんかけ堅焼きそば市販タレにした。市販のタレだけで80円ほどするので、予算はオーバーであるが、時間が無い時は便利である。
焼きそばは、長めに焼いたらカリカリになっていい食感に仕上がった。
しばらく、昼寝である。寒いね。全ての音源を断ってひたすら眠る予定であったが、そうもならない。どうも、この時期に山菜が乏しいのは許せないという思いがあり、タケノコ取りに向かった。中程度のを1本だけ採り、後はヨシナにした。
もうタケノコの時期は終わるだろうし、次はヨシナであろう。昆布締めにした。数日後から食卓に追加される。
なんか、全ての予定がスムーズにこなされた一日であった。ちょっと忙しなかったかもしれない。明日から雨なので、晴れているうちにという意識が働いたのかもしれない。
夕方セカンドオフィスに来ている。メールを開くと別の地区ではあるが令和6年の申請書が届いていた。
■「巻頭随筆 百年の百選」(文藝春秋編、文系春秋、2023年)を読む。(その1)
「つまり関西は、ぬらりくらりと強かに生きている豊かな国という印象を与えるらしいのだ。」
「東南北の人は、すれちがいの立話に他人のふところ工合など詮索するのは失礼きわまると思っておいでだろうが、なに、西の人間も気になどしていないのである。」
「言葉は意識でもある。」
「今では芸がない“芸ノー人”ばかりで~」
「~外国語を忘れまいと、日ごと分量をきめて英・仏・独のテキストを読み続けたり~」
「ふつうでいるためには、タフネスを必要とする。」
「教育の目的とは、結局“我が子に幸せになってほしい”という一点に尽きる。」
「箱庭療法~箱庭を作ってもらっているうちに、その人のもつ自己治癒力が徐々に発揮されて治っていくという心理療法である。」
「仏教の三毒とは、善根(善のもと)を損う三つの煩悩、すなわち貪欲・瞋恚(しんい・怒り)、愚痴(愚かさ)のことである。」
「~頭の切り換えが出来ず、いぜんとして売れないモノづくりに執着しようとするのが、現代日本の私たちである。」
「はやりのバーチャル・リアリティなど、クソくらえである。」
「~視覚はもっとも大きく人を誤らせるからである。」
「~わが国は自ら標榜した東洋の理念を破壊し、自ら誇った東洋的節度を失って、自滅してゆくのである。」
「~文部省とか大蔵省とかいう古い名前は~それ自体が歴史であり文化であることを思い出していただきたい。」
「文部省という名は、近代日本の誇りと共にあるのである。」
「歌舞伎を初めて見るなら“勧進帳”~」