種処理

■種処理

 今日は終日曇りの予報であった。今日は少し予定があるがすぐに終わる。いつもの通り朝食を食べて、図書館へ行こうとしたら家人が買い物に行くというので、こっちを優先することにした。買い物は長かった。3カ所である。特に、土曜日のスーパーはレジ待ちの行列が店の端の方まで続いており、買い物以上の時間がかかってしまう。

 家人は出勤の時刻が近づいたということで、買い物済みの整理は自分がすることにした。

 冷蔵庫は一杯になった。

 合間に、梅の種の処理をすることにした。ジャムの残りの種である。これは、クラフトに使うが、表面のネバネバは取らないといけない。

 自分の場合は、このようにざるに入れて、水中で回転バレル研磨を施す。種同士の共摺りに加え、編み目での拭い取りもある。石を入れた方が効率がいいかもしれないが、傷が付く恐れもある。やっていることは、ただ手を突っ込んで回しているだけである。何回か、水を取り替えながら行うとだいぶ落ちる。最後までこの方法ではやらず最後は一個づつ拭い取る。

 だいぶ落ちたが、もう何回かは必要だろう。そして、日差しに出して乾燥後、クラフト材に変身する。

 一服してから図書館へ向かう。家人の本の返却である。自分も少し借りる。最近、なかなか読めていない。直ぐに眠くなってしまう。

 もう昼に近い。セカンドオフィスでは最低2時間は過したいと思っているので、今日は外食する。

 まあ、食べないよりはましであろう。帰りは、頼まれていた買い物をするため八百屋さんまで歩く。風もあり日陰を選んで歩けば汗はあまり出ない。

 途中の川に、ノウゼンカズラが咲いていた。

 戻ってから、車で明日の寺子屋会場の下見に向かう。会員に駐車場の案内や会場の案内をするためである。今年はテントがあるようなことを言っておられた。

 帰宅後、参加者にメール連絡して今日の予定は終わりである。後は、道具や材料の積み込みである。忘れ物をしたらアウトである。いつもは、一式そろえてあるが、今回は、同時に2カ所開催のため、道具の大半は向こうに行っている。まあ、忘れたら忘れたになる。

 のっけから一日のリズムが狂うとイラッとするね。やはり、規則正しい生活を継続することが大切なのだろう。

■「お墓、どうしてます?」(北大路公子著、集英社、2022年)を読む。

「お父さん、どうして何もしないで死んだのよ・・・・」

「たくさんのことを選んで決断するのは、本当に疲れる。私はできるだけ疲れずに生きていきたいのだ。」

「困りごとを他人にダダ漏らすことで、自分より賢い人の知恵を借りようという生存戦略である。」

「本当に月日というものは、すべての物事を薄く遠く平らかにしていく。」

「~人の恨みだけは時を経ても色褪せないと知ったのだった。」

「レジでは、カードやお金のやり取りが、すべてトレイを介して行われるようになっていた。」

「~“死ぬ”というのは、本当に“いなくなる”ことなのだと~」

「動物を撫でたり触ったりすると気持ちが安定し、肉体的にもいい影響がある~」

「毎年思うが、人というのは死んでからも案外手のかかるものである。」

「世界なんて一瞬で変わる。」

「~今から考えると、それまでできていたさまざまなことができなくなっていく最初の出来事だったのかもしれない。」