走馬灯13

■走馬灯13

 

 


 ぜんちの人生は幸せでした。

■「死をおそれないで生きる」(細井 順著、いのちのことば社、2007年)を読む。(その1)

「現代は“死が隠された時代”、あるいは“自分の死を創り出す時代”とも言われる。」

「~死は穏やかに近づいて来る。~その人の人生の完成の時なのだと実感させられる。」

「~私は自分自身が最期を迎える時には、がんになりたいと考えるようになってきた。」

「死を意識してからが本当の人生が始まる」

「私がいなくても家族は大丈夫だ。」

「ミニマムの治療でがんと共存し、時が来ればホスピスで死ぬ。これが、痛みの少ない楽な生き方である。」

「もっとじたばたしろ」

「すでに未亡人モードに入っているようだ。」

「~予後なぞは尋ねまい。~自分で感じた方が当たるかもしれない。」

「~あまり侵襲を加えない方が楽に死ねると。」

「死が近いと思っているのは私だけで、家族にはショックな様子が全くない。」

「人生の半ばで、これほどゆっくりできることはまずないであろう。」

「万が一の時のために、葬式写真用のスナップを妻に教えた。」

「妻にお別れの言葉を書く。結局、“ありがとう”の一言に尽きる。」

「医療者から見ると、患者の苦痛は他人事で、入退院は業務である。」

「~抗がん治療を拒否したという患者さんにも時には出会う。」

「私の場合は、生にかじりつかなければならない理由はない~」

「何より、死んでいくことは苦しい経験ではない~」

「この世に必要であるとされる期間は生かされるのであろうし~」