■走馬灯40
ぜんちの人生は幸せでした。
■「死の壁」(養老孟司著、新潮社、2004年)を読む。(その3)
「“逆さ屏風”は死者のそばで立てるものなのです。」
「年をとってからおばあさんはそれまでの“罪を重ねたその手”というよりを切り落としたというのです。」
「コケシはもともと”子消し“から来ているという説もあります。」
「指導者と言われる人たちに、自分が人の生死を握っているという意識が無くなっているのもそのせいです。」
「天人合一~天の道、すなわち自然界の法則というのは非常に良く出来たもので、それと人間界の法則、社会の法則は一致するのが理想である、という考え方です。」
「要るかどうかわからない橋を架けるのに、工事関係者は何人も死んでいるのです。車社会になって年間一万人も死んでいるのに、車を無くそうという人は少数派です。」
「~悪いことをする人は法律があろうと無かろうとする。」
「患者を人ではなく、カルテに書かれたデータの集積、つまり情報としか見ない医者が増えた。」
「死んだらどうなるかは、死んでいないからわかりません。」
「だから自分の死については私は考えないのです。無駄だからです。」
「しかしそもそも人間、悩むのが当たり前なのです。」
「悩むのも才能のうち」
「交通事故を起こしやすい性格というのは、精神科医の“自由連想”というよりで引っかかる人だそうです。」
「神に愛される者は早死にする」
「“死んだら仕方がない”というふうに考えるのは大切なことなのです。」
「人生のあらゆる行為は取り返しがつかない。」