ドライブ

これは、<a href="http://ww2.ctt.ne.jp/~takigami/yosei-pass.html" >会員用ページ</a>に掲載した記事です。

■ドライブ
 コンピューター業界も地に落ち思わざるを得ない事態に遭遇した。
 写真の整理するとやたらに■■■■の容量が足りなくなったのて、追加費用を払えというメッセージが出続ける。
 こっちは、■■■■など無関係だと無視してきたが、操作出来なくなり、止むを得ず追加費用を払った。
 その後は、スムーズに使えているものの、毎月クレジット会社から引き落としの葉書が届いている。毎月なので膨大な金額になる。
 まったく頭に来る。
 自分たちの都合のいい仕組みを作り上げ、必要のない人に対して、金を巻き上げないと作業が出来ないようにする。
 この世の中に共通しているのは、労力を掛けず金を搾取した方が勝ちという価値観ではなかろうか。
 外食産業、喫茶店、メーカー、ほぼすべての業界で感じる。赤信号みんなで渡れば恐くない、の如く。
 しかし、消費者だっていつも泣き寝入りしているわけではない。自分は非力で無理であるが、力のある人は静かに対策しているだろう。
 その後の世界、皆自分たちで作物を作り、交換しながら自分たちで食事を作って、困ったときは、お互い助け合い、得意な人はその能力が発揮出来る社会。食事に旨さなど求めない社会。
 まあ、少し昔の世界である。

■「偶然の散歩」(森田真生著、ミシマ社、2022年)を読む。(その1)

「一度きりと永遠は、どうしてこんなに似ているのだろうか。」

「歩く速度でしか見えないものがある。」

「同じ散歩は二度とない。」

「“自分だけがぶつかっている特殊な問題”を究めてゆくことが学問なのだと~」

「~“独立研究者”を名乗って活動している。」

「病気の本当の原因は何か。」

「この世の多くの関係は網である。」

「語りえないことについては沈黙しなければならない」

「音楽とは、数えている自覚を持たない精神による、隠された算術の実践である」

「流れる時間を“楽しむ”よりも、費やす時間を減らしてくれる“楽”な方法ばかり求めてしまう。」

「身の回りには“仕組みはわからないが使えるもの”がどんどん増える。」

「昨日より少しでも生きることが嬉しい」

「静かで節度のある生活は、絶え間ない不安に襲われながら成功を追い求めるよりも多くの喜びをもたらしてくれる。」

「同じ頃、学校の視力検査で“色弱”という診断を受けた。」

「ただ夢中で何かに没頭する時間に、下手も苦手もないからである。」