裸眼

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■裸眼

 若いころ、眼鏡を掛けている高齢者が新聞などを読む時に、眼鏡を額まで上げているのを見ていた。

 この時は、老眼で眼鏡では近くは見にくいのだろうと推測していた。

 ところが、自分は今、同じことをやっている。

 もう、体中がガタガタになっているようだ。

 考えようによっては、良くぞここまで酷使したな!になる。

 裸眼は、近くの小さな文字を見る時に見る。ところが、普通に本を読む時にも裸眼にする。もちろん、だいぶ本を顔に近づけなければならない。

 これは、コーヒーショップの照明がいい具合に本の上に当たるから可能になっている。

 やはり、レンス越しに見る文字と裸眼で見る文字は、違って見える。

 しかし、あまりやらないようにしている。眼鏡を外すと、顔のむくみが目立つからである。

■「巻頭随筆 百年の百選」(文藝春秋編、文藝春秋、2023年)を途中まで読む。

「私の病気は治らないだろう。」

「その“幸せ”とは、人との出会い、めぐり会いの中にあるんじゃないか。」