乗り鉄

「僕の生活散歩」(三谷龍二著、新潮社、2010年)を読む。
 風変わりなエッセイ集であった。雑誌に連載されたのを単行本化したものであった。見開きのエッセイの後に作者の描いた絵がある。ここまではいいが、絵の横に絵の一部を拡大した絵がある。こういうのは初めてである。これで何が言いたいのかと想像するに、本の写真では小さくて見えない部分も見て欲しいということだろう。
 職業は木工作家である。読みやすい文章なのは年齢が近いせだろうか。最後に著者の写真が載っているが、良い顔をしている。大自然の中で生活しているからだろうと思う。
 タイトルから歩き満載の内容を期待していたが、読み込むに連れて引きこまれていった。

乗り鉄
 大阪から来客があった。来年の3月に定年退職されるという。独身である。
趣味が鉄道ということであった。全国の鉄道は全て乗ったとのこと。ライトレールも開通1週間後位で乗ったというのには2重に驚いた。自分はまだ乗っていない。岩瀬の町並みを眺め、満寿泉を一口飲み、心地良い浜風に吹かれて、駅まで
帰る計画をしているが、なかなか近いと実現が遅れそうだ。