もう師走

「電子出版学入門」(湯浅俊彦著、出版メディアパル、2010年)を読む。
 電子機器の歴史から紙本との関係など広範囲に扱っていた。しかし、自分が期待した内容は、個人出版の世界である。この本は商業出版のみに焦点を当てていたが、個人が情報ツールを利用して有料の電子出版をする時代が来るような気がしている。有名作家ではその動きを紹介してあったが、名も無い個人が行う行為である。これが、売れるかどうかはコンテンツとマーケッティングにかかっているように思う。
 『個人出版マーケティング』を修士論文のテーマにしようかなあ。いや、焦るのは良くない時間はあるのだからゆっくり熟慮し断行しよう。

もう師走
 アルペンルートも今日で終了した。新聞によれば不通になっているとか。こんな日に、室堂から700m西の雪の大谷付近で雪崩が起き、1名死亡、1名重体というニュースが入った。たしかにあの辺は、スキーヤーやボーダーが多い。今回驚いたのは、気温−12℃と9時という時間である。登山の常識では雪崩に逢いたくなければ雪が締っている早朝ということだが、9時も早朝の方だろう。
 新聞によれば彼らはビーコンを持っていたそうなので、いわゆるそれなりの知識を持っている人たちである。遭難確率とトレーニング不足の相関関係はあると思うが、遭難死とトレーニングは相関がないと考えている。運のみであろう。
 明日から12月である。年賀状などの準備もしなければならない。定年前では年賀状などの儀礼的なものは廃止すべしと書いてある本が多い。もうしばらくなので続けよう。もっとも大事なのは、このホームページのポータルサイトの文章を考えなければならないことだ。