めまい

■「生き抜くこと」(香山リカ雨宮処凛対論、七つ森書館、2008年)を読む。
 現実を赤裸々に伝えられており、思わず目を背けたくなった。どうしようかと真剣に悩んでしまう。今問題になっているのは、人間の生存権の問題であるという提起に共感を覚えると同時に、あまりにも理解していない人々が多すぎることに怒りを覚える。
 先を考えるときにその指標になるのが若者達の行動ではなかろうか。何かもうすぐすごいことが起きそうな予感がする。池田小学校事件、秋葉原事件の類似版がでそうな気がしている。
 それにしても、52歳で餓死した元運転手の「おにぎりがたべた〜い」には涙する。指導した行政機関の担当者は殺人罪で起訴されたのだろうか。その後は誰も書かない。

■めまい
 週末ともなれば疲れがたまってくるのだろう。午後からめまいがした。体全体が揺れているように感じる。帰宅後全てのチャンネルが地震のニュースである。
津波が集落や車や田畑を押し流す映像が流れた。めまいがした。