健康診断

■「生き残る技術」(小西浩文著、講談社+α新書、2010年)を読む。
 メインタイトルだけなら選ばなかった。サブタイトルが「無酸素登頂トップクライマー限界を超える極意」なので、読んで見たくなった。
 限界を超えることが大事と説いている。それには、まず「心」のトレーニングが必要とのこと。心の隙が事故につながっている場合が多い。負けに、不思議に負けた、というのは無い。失敗を「忘れる」という技術に長けた人が、どんな世界でも一流になれるのだ。
 ありとあらゆる「最悪」を頭の中で想定し、過去の失敗や敗因を徹底的に分析して登山スケジュールを立てていく。
 さまざまな困難に対峙した時に必要なのは、利害・損得・欲得がない「素直な心」だ。
苦しい時に人を踏み台にする者は組織にはいらない。
 顔つきとは、その人間の生きて来た「履歴」であり「歴史」なのだ。
 パーティを組む時に必要なのは「友人」ではなく「戦友」である。
 「心」に限界はない。

■健康診断
 今日は職場検診であった。すっかり忘れており、朝食もたっぷり食べてきた。過去の履歴を眺めていると、だんだん健康になっている。登山の効果であると考えていいだろう。車を手放しての徒歩通勤もほんの少し貢献しているかもしれない。ということで生命保険の解約の手続きをした。来社された担当の方はタイプであった。これで、毎月差し引かれる金額が無くなる。この歳になると葬式代だけあればいいんだ、と最近特に思う。