懐かしい気持ち

■「独女世界放浪記」(南 まい著、ポプラ社、2010年)を読む。
 1年間有効の世界一周航空券が36万円であるとは初めて知った。
 若い女優の一人旅であった。社長が亡くなり、事務所が解散状態になり、旅に出た。50カ国、510日の旅行記である。写真やイラストもありすいすいと読んでいけた。しかし、美人は得であるという思いはぬぐえなかった。男だったらこうはいかないだろう。国際キャッシュカードというがあるとのこと。若い女性の視点で構成されており、ただ旅が目的であったのは残念であった。

■懐かしい気持ち
 禍福は糾える縄のごとし、登る山あれば下る谷がある。この歳になるといろいろなものが見えてくる。いい場合もあるし、悪い場合もある。若いころこんなことに悩んでいたんだと今思えば懐かしい気持ちにさせられる。
 さて、今年の夏山も終わり、来年の夏山に気持ちが向いている。
 家人に、来年のお盆はずっと山へ行っていてもいいかと聞いたら、「どこへでも行ってこられよっ!!」と理解ある言葉が聞けた。テントを担いで3泊位はしたいものだ。