寒い!

■「定年で男は終わりなのか」(諸井 薫著、主婦の友社、1999年)を読む。
 毎章、含蓄のある言葉で面白い。この人の本も数冊読んでいる。中でも「去る者は日々に疎し」は、共感した。この世は「何をくよくよ川端柳」である。
 しかし、この歳の話題というのは病気のことが多い。たまには恋愛の話もあったのでいちいち納得しながら読み進めた。この本は目の前にある老後ということに対する参考書に値する良書である。全てはこのようにはならないが、自分ならというところが多かった。

■寒い!
 急に寒くなって来た。というか、平年並みに戻ったと言う方が正しいか。それくらい今年の秋は暖かだった。こんな日は熱い鍋でも突っつきながら熱燗でキューというのが流行りらしい。自分は酒は飲まないのでもっぱら食べる方である。
書斎のパソコンを入れるとメールが10件ほど入っている。山のサークル関係が半分以上だ。うれしい。心が和む瞬間である。これが、一件もない日だと、なんだかさびしいものである。まあ、昔なら手紙や葉書が届いているようなものか。
 山のサークルでは納会を計画している。幹事は自分ではない。もちろん山里で一泊である。参加費が1000円という破格値である。同じ仲間とメールでやりとりし、数千円分の酒やつまみを持参することにしている。
 もうこういう季節が来たのだ。