てぶくろ

■「山本さんのいいつけ」(山口 瞳著、河出書房新社、2011年)を読む。
 新しい本であるが、内容はかなり古い連載をまとめてある。戦後の話などは付いていけない。一話一話が短く、軽い感じで読めるのでいい。タイトルの山本さんは、夏彦さんのことだと勝手に想像していたが、周五郎さんのことであった。

■てぶくろ
 朝晩の寒さが本格的になってきた。徒歩通勤者としては、手を守るべく手袋が必要になる。昨年スーパーのレジ前で買ったのが見当たらない。山でも使ったことがあるので、紛失したのかもしれない。手の他に、唇対策、耳対策も必要になってくる。書斎にいるが、毛布一枚では冷える。足先対策は、靴下しかない。今年の冬はどうなんだろうか。頭の中には、冬山の凛とした感じが残っている。