リーダーの役目

■「ギャングエイジ」(川端裕人著、PHP、2011年)を読む。
 コーヒーショップで最大サイズを頼み、舐めるようにコーヒーを飲みながら4時間粘る。舞台は小学校3学年であり、ちょっと違うかなと思っていたが、レイコ先生の謎の失踪というのもありやめられなくなった。ネグレクトに涙ぐんだ。これはフィクションということであるが、実際の体験がかなり入っていると思う。生徒30人のことをこれだけ詳しく描ける訳は無いと思った。最後はハッピーエンドでさわやかな読了感であった。

■リーダーの役目
 日経BPよりの抜粋である。
リーダーの大きな役割のひとつに、自分にとって代われる次世代リーダーを育てていくことがあります。つまり自分を超える人をつくることです。人を育てるといっても自分の物差しで、自分のミニチュア版をつくるだけなら、自分を超えるリーダーは育てられません。
 今の時代は、すべての人がイノベーターにならなければならない。すべてがクリエーターにならなくてはいけない時代です。今までのやり方が通用しない時代になったということは、常にクリエーティブに、新しいことを考えなくてはならないということです。しかも、それは誰にでもできることなのです。
 一人に頼る姿勢は、「正しい答え」症候群にも通じています。一人を探せば良い、すごい人が出てくればすべて解決する、というのは、問題に対する正しい答えがどこかにある、だからそれを探せば良い、自分で考える必要はない、という点で、責任逃れ、当事者意識がないことになります。