自分年金

■「禅は急げ!」(桂 美人著、角川書店、2012年)を読む。
 知らない世界である。研修医のお坊さんが出会うハプニングを通して寺の修行の様子が描かれている。どうして医師が・・・と思いながら読んでいたが最終章で訳が書いてあった。なかなか楽しませてもらった本である。

■自分年金
 あるブログからの抜粋である。
 年金制度が揺らいでいる以上、『自分年金』を作ろうとしても、挫折する人、あるいはすでに手遅れの方もいらっしゃるだろう。
やはり、生涯死ぬまで働き続けなければならないのか。
 それすら甘い、といえる。
働き口さえないのも想像がつくだろう。
それでなくとも若者の失業率が増大の一途たどり、企業のリストラ倒産が相次いでいる。
 大手でさえ破綻し、"一流""の社員たちが路頭にさ迷う時代である。
さらに長期的にも人口が減り、低成長時代に入っている。
かつての高度成長期の右肩上がりの時代の産物が、バラ色=ゆとりの老後であって、
その過去の遺物を引きずった私たちには、幻以外の何物でもなかったのだ。
ここに恐慌の現実があり、一部の企業や産業に打撃を与える話ではなく、全産業を問わず打撃を与え、全国民の生活を等しく破壊していく負のパワーが働いているのである。