登山中止

■登山中止
 3月のイベントは、奥医王山であった。「おくいおうぜん」と呼ぶ。積雪期の富山ルート開拓を3年間挑戦しているが、いまだ実現できていない。無積雪期の登頂、下見は石川県側、富山県側を含めると5〜6回実施している。今年こそはと意気込んでいた。昨日の予報では、曇り後雨であった。しかし、今朝5時のニュースでは北海道、東北の日本海側で雪および平均25mの暴風雨とのこと。まあ、途中からの雨は織り込み済みである。砺波を過ぎたころからどしゃぶりになった。雨だけならともかく瓢も降ってきた。スキー場のゴンドラを利用する予定であったが、状況は7時にならないとHPにアップされない。スマホで検索すればと思うが、持っていない。仲間から電話が入る。臨時休業という知らせであった。とにかく、待ち合わせ場所にしているのでイオックスアローザ駐車場まで向かう。6人がそろったところで、さて代替案はどうするか。しかし、県内のどこへいっても似たような天気ではないか。頼成の森、二上山、桜が池、鉢伏山、古洞の森などの候補があがる。取り合えず、もりもりハウスで打ち合わせしましょうとなった。モーニングセットを食べている時にも滝のような雨、瓢、落雷がひどい。誰の目にも中止という顔があらわれる。そこで、じゃべり場になった。大分ねばったので店には迷惑だったかもしれない。

 失意の中でミスドで本を読んでいると、実家の親からのヘルプコールがある。コーヒーお代わり記録の7杯を更新しようと考えていたが、1時間ほどで帰宅することになった。食べ残しのドーナツは袋をもらっても持ち帰りである。実家へ様子見へ行き「なんでもない」という声を聞いた時に少し「ムカッ!」とした。
 「♪♪今日はゆっくり話そう、君と〜」ではなく、今日はゆっくり休もう。