非正規社員

■「稼ぎたければ、働くな。」(山田昭男著、サンマーク出版、2012年)を読む。
 過激なタイトルである。一種の成功体験ハウツーであり最も嫌な内容であると思っていたが、この本は違った。自分と似た考えであり大いに共感できた。
「人間はバカな生き物だ。バカだから、すぐ常識に流される。」
「ホウレンソウは禁止だ。理由は簡単、いちいち上の指示や判断を仰いでいると、自分の頭で考えなくなるからだ。」
「インターネットもしないし、携帯電話も持たない。」
「携帯やネットに使う金はムダ以外のなにものでもない」
「隠すから盗まれる、守るから怠けられる、管理するからごまかされる。」
「いいものを安くなどと、バカげたことを言っている」
「安ければ売れるだろうと、安易な発想に飛びつくからいけない」
「ノルマを設ければ、一時的に売り上げが伸びるかもしれないが、長い目で見れば会社が儲かるようにはならない。」
「人は仕事のためだけに生きているのではない」
「幸せとはただ規模を大きくすることではない。」
「ムダが人間らしさをつくり、ムダが人間を育てるのだ。」
「権限があるのと、能力があるのとは別である」
「命令ではなく、説得だ。」
「私は車を持っていない。維持費がバカにならないからだ。」
「育たないのは、育てる人間が悪いのだ。」
「常に考える。」

非正規社員
あるブログからの引用である。
総務省が発表した「労働力調査・2012年平均(速報)結果」によると、全雇用者に占める非正規社員の割合は、前年比0.1ポイント増の35.2%となり過去最高を記録したことが明らかになりました。
 2012年平均の雇用者数は前年比9万人減の5154万人で、このうち正社員は同12万人減の3340万人となった一方、パート・アルバイト・派遣社員契約社員などの非正規社員は同2万人増の1813万人となりました。
 正社員採用の抑制による若い世代の非正規化に加え、女性における非正規率の高止まりや55歳以上における非正規採用の増加などが主な要因と言えそうです。」