庭仕事

■庭仕事 
 台風が去っていい天気である。今日は、庭仕事の日にした。もう半日ほどで終わる見通しで最後の仕上げである。クロマツではノコギリで枝も切断する。もう終わりがけであったが、イロハモミジを追加で依頼され、快く引き受ける。この木はこの時期、強剪定では駄目なので、徒長枝の切断と混んでいる場所を内側から剪定する。
 そして、松葉一本も残さないつもりで徹底的に掃除する。最後に、何度も全体をチェックし、微調整を行う。
 昼休みに請求書を出す。何と、お札は全て新札であった。諭吉さんの新札はうれしいねえ。そして、手土産もいただく。
 出来栄えはどうかと心配していた。言葉で上手い事を言われても自分には真意が分かる自信がある。しかし、その心配は杞憂であった。別の方を紹介していただいたためである。
 なんという、充実感だろう。これは、労働ではなく仕事である。長い間忘れていた仕事というものである。無能な経営者のピンハネもなく、追われることなく自分のペースで進め、結果、依頼者の満足な顔を見れる。
 帰宅後は、道具の手入れである。マツヤニを取るため水に漬ける。その間にシャワーである。そして、ウエスで拭くと黒いのが取れる。最後は、油を付けて保管である。まだ、砥石でリシャープするほどではない。
 今日はお祝いだ!と言っても散財するつもりはない。アピタ東モールでペットボトルのコーヒーが安いのでそれを買いに行くついでに、100円引きカードがあるミスドで喜びをかみしめながら、本を読む。
 ここで、慌てん坊の癖が出てしまった。造園業を開業するための必要なことをネットで調べると;
「造園業に携わるためには、資格を保持することが望ましいとされています。造園業に就くために必要な資格の代表格は、国家資格である造園技能士造園施工管理技士です。
 特に造園技能士は、個人宅の庭作りや手入れだけでなく公園・公共施設や街路樹、公共工事や緑地の構築など様々な条件に必要となる重要な資格です。ただし、これらの資格は実務経験が必要となりますので、アルバイト等で経験を得る必要があります。」と出ていた。