休養日

■休養日

 今日は家人が中番で子供が帰省しているので、自分が双方の送り迎えになる予定であった。そこで、いつものセカンドオフィスではなく、近くの店でモーニングを食べる。途中で、薬を忘れたことに気が付いたが、9時過ぎには戻るのでそのまま向かった。

 最近、というかこのところ忘れる事が多くなっている。Rポイントカードが紛失したままで1週間が過ぎた。ポイントによる顧客の囲い込み戦略には煩わしさが伴うが、予めポイント分が価格に上乗せされていると考えているので、使わないと大損になってしまう。最後に使った店が怪しいので、確認したが調べることもしないで”ありません”という返事であった。確か2ポイントほど溜まっていたはずだ。

 帰宅すると二人とも出る前であったので、送り迎えは無くなった。外は晴れていたが今日は休養日にしようと決めた。何もしないのである。この何もしないというのは難しい。テレビを付けながら、ユーチューブで音楽を聴きながら本を読んでいたが、眠気が起こりウトウトする。しばらくして、急に元気になるタイミングがあり、起きては繰り返す。

 昼になった。買いに出るのも面倒なので、あるもので済ますことにした。朝食のハンバーグサンドの残りがあるのでいただく。そうして、メインは蕎麦がきにした。蕎麦粉100%でお椀の中で掻いて掻いてお湯の中に入れる。今回は少し小さめで5個作った。スープはショウガをすり下ろして加えたら、大変美味しく出来上がった。小さくしたことで中心部の生煮えも無くなっていい塩梅であった。

 その後テレビも見ていたが、面白くないので、最短の喫茶店に向かう。途中衣料品店で洋服を買う。ところが、マスクが箱入りで300円代であったので、2箱買った。しかし、30枚入りであった。やられたね。13円/枚ほどにもなってしまう。喫茶店は、珍しいことに満席である。こういう風景は初めて見た。途中、リュックを持ってトイレに行こうと立ち上がったら、”ありがとうございました”と全員の言われてしまった。まあ、長居していることに罪悪感もあるが、あの値段では3時間以上は粘りたい。

 帰宅後、大相撲を見ながらのんびりしている。

■「そば」(多数著、PARCO出版、2014年)を読む。

「腹を満たすものではない、時を満たすのである。」

「この店では、蕎麦の実の外皮を取り除いた芯だけでつくったのが“ざる”で、外皮のまま引いた粉を使ったのが“もり”である。」

「いたちそば~きつねとたぬきがいっしょ~」

「Al denta(歯ごたえのある)~」

「~玄米だけで麺を打った生成(きなり)麺~」

「なんでそば屋が休息時間なんてものをとるの~」

「素人が片手間でつくるものには、はっきり限界がある。」

「“地獄”というのは、ツユがほとんどなく、なまたまごとおかかがたっぷり入った逸品である。」

「~そば屋には“酔っ払いがいない”のだ。」

「~自分ひいきの蕎麦屋が一つはあり、それについて1時間は喋れなければならない。」

「ラーメンなんて、乞食の喰う物です。」

「蕎麦の香りを生かすには、結局、蕎麦の形にしてはいけないのではないでしょうか」

「とにかく、ソバはウドン粉に限る。」

「~命日を、客寄せに日曜がいいと勝手に変えるのは不見識極まる話だ。」

「ソバ屋でラーメンや天丼やライスカレーを出す店ははじめから入らない方がいい。」

「~なぜ大晦日にソバを食べるのかというと、金箔屋が飛び散った金箔をソバ粉を使って、かき集める話が流布したため、ソバを食べると金が入る~」

「オニカケソバ~お煮掛けソバ~」

「~習慣性の鬱病にとりつかれる。」