奴隷制国家

■「ニュータウンは黄昏れて」(垣谷美雨著、新潮社、2013年)を読む。
 確かに全体に黄昏が感じられる。ニュータウンの日常やらストーカの金持ちを友人同士で押し付け合うのが非日常か。リストラ家庭あり、不登校あり、実際の話をうまくつなげてあったようだ。ハッピーエンドも良かったと思う。

奴隷制国家
あるブログからの引用である。
うつ病、自殺を考えなければならないほどの過重労働の働き蜂のような日本国民。毎日の残業と、休日出勤の犠牲の上に、「世界でも稀な国民一人当たりの高いGDP」を生み出している日本人労働者。
「そんな働き蜂だらけの国のGDPが、先進国でも最低ランクに位置し、世界一の借金大国で苦しまなければならないということの不思議。それだけでも、この国はやばい!と私なんかは危機感を持つのですが・・・。アベノミクスのおかげで株の利益が出たなどと喜んでいるサラリーマンを見ていると、本当に危機感がないな、日本人は、と痛感させられます...」
シンクタンク研究員は明言しなかったが、"失われたGDP"と"過重労働強制"の構図は、まさに「奴隷制国家」である。」