自民が「ブラック企業」公表

■「ノックス・マシン」(法月綸太郎著、角川書店、2013年)を読む。
 詳細な工学的な知識が多く、未来小説なのだろうか。初めてのジャンルであろう。どうも固有名詞がカタカナは弱い。自分に工学の知識がもっとあればワクワクしただろうにと思いながら読んでいた。

■自民が「ブラック企業」公表提言へ 参院選公約
日経新聞からの引用である。
 自民党は8日、厳しい労働環境が問題となっている「ブラック企業」について、社名公表などの措置を政府に提言する方針を固めた。夏の参院選公約での明記を検討するが、具体的な線引き基準の設定は困難との指摘もあり、今後の党内調整の課題となりそうだ。
 党雇用問題調査会(森英介会長)が近くまとめる提言に、就職から数年以内に退職する人の割合が高い企業など「若者の『使い捨て』が疑われる企業への対応強化」を盛り込む。具体策として(1)重大・悪質な場合の司法処分と企業名の公表(2)問題企業への就職抑制策の検討(3)相談窓口の開設――などを提示する。
 「ブラック企業」は残業やパワハラが多いなど労働環境が悪い企業を指す若者言葉で、就職活動をする学生の大きな関心事。早期離職率が高いなどの特徴があるが、どのように線引きするかは難しい。過労死などで従業員が労災認定を受けた企業をめぐっては、市民団体が地方自治体に社名開示を求めて訴訟を起こしたが、開示を命じた地裁判決を高裁が取り消した事例もある。
 提言は学生の就職支援強化も提起し、最初の就職時に「希望者の正社員率100%」とする目標設定も促す。結婚や出産で離職した女性の復職の受け入れに積極的な企業を対象とした税制優遇策なども提案する。