雇用と求職

■「相田家のグッドバイ」(森 博嗣著、幻冬舎、2011年)を読む。
 こういう風に両親のことを書けるのかと驚いて読み進んだ。記述が詳細で、おそらく著者のことだろうことは予想が着く。表紙の写真が印象的であった。両親の死に至るまでの家族のこと、自分の考えなどが詳しい。母親の生ごみ以外は捨てずに貯めておくこと、死亡後何千万円も出て来たことは、脚色であろうが、事実かもしれないと疑わなかった。

■雇用と求職
日経ビジネスからの引用である。
「高い教育を受けていない普通の若者たちの仕事は、新興国から来る若者やテクノロジーに駆逐されるとの見方もあります。先進国の普通の若者はいま何をすべきだと思いますか?
石角:2つに1つだと考えています。1つは、そのような新興国の若者やテクノロジーに仕事を奪われないように、平均以上の仕事をできるよう常日頃から努力すること。どんな職種に就いていても、近い将来に仕事を失ってもおかしくないという危機感を持ち、常に自分を向上させ、現在以上の貢献ができるようにしておく必要があります。
 2つ目は、新興国の若者やテクノロジーに奪われないエリアでスキルを磨くことだと思います。日本人ならば、日本語を生かすスキルを磨き、それを生かせる職業に就くことで、ある程度は職を維持できるのではないでしょうか。
 ですので、グローバルで戦うのか、ローカルで生き延びるのか、若いうちにどちらかを選ぶ必要があると思います。」