アンチエイジング

■「日々是修業」(佐々木 閑著、ちくま新書、2009年)を読む。
「メディア上で発言するということは、その言葉に対して無条件に責任を負うということだ。」
「諸種の事情で人生の方向を変えるたびに、それまで積み上げてきたものがすべて無駄になったような喪失感を感じていた。」
「仕事が終わって家に帰り、晩ご飯のあと一息ついたら、書斎や寝室でナイトスタンドをつけ、一人坐って瞑想する。」
「日々智慧を磨いて心を向上させている人」
「すべては、原因と結果の間に成り立つ法則で動いている。」
「どれだけ真剣に修業生活を送っているか」
「少しずつでも、自分は良い方向に進んでいる」
「とにかく外へ出ることだ」
「地道で着実な努力によって新人をゆっくり育て上げていく」
「仏教は政治にかかわることができない」
「避けがたい崩壊現象を諸行無常という」
「優れた自己の完成を目指す」
「正しいことを語る」

アンチエイジング
週間ダイヤモンドからの抜粋である。
アンチエイジング」は女性に限ったテーマではありません。男性もいつまでも若々しく元気なほうが魅力的。実際に「若く見える人のほうが、老けて見える人より長生き」という研究もあるほどで、「老化を考えること」は「健康を考えること」に直結します。
見かけや自覚症状によってある程度身体の老化が把握できるかもしれませんが、これはあくまで一部に過ぎません。内臓や血管等の状態をみる各種の検査をして初めて、その人の老化がどの程度進んでいるのかが分かるのです。
例えば、次の四つの検査をすると大まかな老化進行が判定できます。
(1)PWVという、手と足での動脈硬化をはかる
(2)IMTという検査で、頸動脈のエコーから動脈硬化をはかる
(3)血中のDHEAという性ホルモンの量をはかる
(4)握力をはかる
いずれも加齢による変化が顕著に表れるものです。