エルダーさん

■創作

  ◎点滅でふと立ち停まる春の雨

   今日は雨であった。風が無いのでまっすぐに降りてくる。こういう雨は好きであ
  る。通勤では大きな信号機が3箇所ある。偶然であろうが、3か所とも数メートル
  手前で青信号が点滅した。
   若いころは、渡り切ってしまおうと小走りに横断歩道を闊歩したものだが、今日
  に限らずこのごろは、停まってしまう。朝から慌ただしい思いをしたくないのか、
  雨だからか、もう歳なのかわからないが、おそらく全てであろう。


■エルダーさん
日経ビジネスからの抜粋である。
「50を過ぎてから雇ってくれる会社は極めて少ない。エルダーさんなんて呼ばれる前に、会社を辞めて、自分の可能性にかけてみたいけど、現実的には極めて難しい。実は、昔の上司が、『エルダーさんなんて、呼ばれたくないよ!』って、役職定年前に辞めたんですけど、今は連絡がつきません。
 「成長する思考態度」の人は、「私の人生は、学んだり、変化したり、成長したりする、連続した過程である」と、“今”を成長への通過点と捉え、価値を見いだすため、自分に対する批判、他人の成功、といった、普通だったら、向き合いたくないことにあっても、ありのままを真摯に受け止められ、それらを吸収し、成長し、進化できる。
 一方、「固定された思考態度」の根底には、「自分をよく見せたい」という欲求があるため、自分に都合の悪い批判は退け、他人の成功に脅威を抱く。自分を良く見せたいがために、他人を蹴落とすような言動をとることが多い。
 常に、「自分は失敗しているか、成功しているか?」、「賢く見えるか、バカに見えるか?」、「受け入れられているか、排除されているか?」、「勝者か、負け犬か?」と、他者との比較世界で物事をとらえ、自分の優位性にこだわり続けるのである。
 確かに、そういう人って、どこにでもいますね。常に人を見下して、過去の栄光をひけらかし、他人の成功を決して認めることがない。
 不安を感じると、安全地帯を探し、そこで安心感を得ようとしてしまいがちだが、不安の反対は安心ではない。」