風吹いて

■風吹いて
◎風吹いてふと立ち止まる墓地の前    禅智
 今日は曇り空。太陽が照っておらず、終始涼しい風が吹く。台風の影響だろうか。
こんな日は汗もかかないだろうと思っていたが、気温が高く汗びっしょりである。リュックと背中の間がベトベトになるので、リハビリを兼ねてリュックを手で持つ。
 とつぜん強い風が吹き、あまりの気持ち良さに立ちすくんでしまった。目の前は墓地だった。
 夕方は強い風が吹いて気持ちがいい。雨雲が迫っていたが、わざとゆっくりと風を味わった。

■「ヒトに問う」(倉本 聡著、双葉社、2013年)を読む。
「自然には進歩というものがない。自然の営みに右肩上がりはない。そこにあるのは『循環』のみである」
「科学が万能であると断じるのはやはり神話であり傲慢である」
「零からの発想というものこそ、今我々に必要なものではないか」
「様々な形でサムシンググレートへの謙虚にして真摯な信仰心があった」
「お前はまだ本を読むな」
「真の文明は 山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さざるべし」
「需要仕訳をすることである」