静かな朝

■静かな朝

◎静かさや道に染み入る雨の声   禅智
 今日も雨であった。涼しくていい。車も静かに通っていっているようだ。これはタイヤと道路の間に雨が作用し摩擦を小さくしているのだと思っていたが、よくよく考えると今日は早朝会議がありいつもより30分も早く出勤しており、単に通行量が少ないだけだと知った。なんか、がっかりである。エアコンが不要な気温であったが、午後からは重労働が続き夕方フラフラになりながら家路に着く。
 今日の句は松尾芭蕉の  閑さや岩にしみ入蝉の声 を模した。

■「冥土めぐり」(鹿島田真希著、河出書房新社、2012年)を読む。
 なかなか面白かった。
「希望も未来もないのに、そのことに気づかない人たち」
「私はただお金がほしいだけ」
「自分が感じていることと、他の人が感じていることは違うのだ」