富山県生物多様性研修会

富山県生物多様性研修会
 一ヶ月前ぐらいだったか、県から研修会の案内が届いた。先着120名ということで県のHPから申し込んだ。一般向けではなく、専門性の高い研修会であった。

 朝から天気がいい。研修会は午後からであったが早朝から出る。まずは、ブックポストへの返本である。それから朝食場所を物色するもののどうも決まらない。とりあえずいたち川沿いを歩く。延命水もいただく。一段下の場所を歩く。水浸しであった。

 とにかく駅前まで行けば何かあるだろうという程度であった。ここで、牛丼の割引券を持っていることに気が付き歩く方向を修正した。頼むときに、割引券を見せて使えるかと聞き、大丈夫ということだったので、大盛りにした。牛丼が来るまで割引券の小さい文字を読んでいたら、店舗限定割引券であった。そのことを言うと、アルバイトさんは、取り替えましょうかと言ったが、とんでもない!よく調べもせず使用しようとした自分が悪いと答えその場でちぎってしまった。今日までの期日であった。
 リュックの中には本が2冊入っており、図書館へは研修会後に行くつもりでいたが、ゆっくり歩けば開館時刻になるので、先に向かうことにした。
 まず、登山雑誌を見る。先日書店で見ていたら欲しいページがあった。そこで、そのページのみコピーしてもらう。10円である。次に、貸出禁止の書物を最初から最後までゆっくり見る。これから必要になる資料や辞書や書物がたくさんあった。きのこの図鑑は書店でもなく、ここにあった。8,000円は出せないので、何回か通って少しずつ覚えることにした。

 昼は研修会場で食べることにして、松川べりで青空喫茶である。900ccで100円ほどの無糖コーヒーを入れているので、今日のような天気のいい日はベンチで十分である。
 川面には鴨が群れている。「こっちへ来い、こっちへ来い」と言ったが知らん顔である。鴨が日本語をわかるはずはなく、今度は英語にしたが無視であった。

 大きな鳥もきたので、「オ〜レ、オレ、オレ、オレ〜」と言ったが無視であった。

 川の中の鳥は青っぽいが、空に飛んで電線に止まった鳥は白かった。

 研修会場内の喫茶店は狭かったので、座席を確保すべく11時30分に着くように川べりを離れる。定食を頼んだが、これで450円ほどであった。リーズナブルである。

 研修会には26期生の顔見知りも来ていた。ほとんどが自然解説員であった。
この手の研修会の出席率はどの程度だろうかと思ったが満員状態であった。

生物多様性 1.生態系の多様性 2.種の多様性 3.遺伝子の多様性
生物多様性保全する意味(生態系サービス)
 1.生き物が生み出す大気と水(すべての生命が存立する基盤)
 2.私たちの暮らしの基礎(有用な価値)
 3.生きものと文化の多様性(豊かな文化の根源)
 4.自然に守られる私たちの暮らし(将来にわたる暮らしの安全性を保証する)
生物多様性の4つの危機
 1.開発などの人間活動による危機(ダム、道路建設
 2.自然に対する働きかけの縮小による危機(里山整備)
 3.人間により持ち込まれたものによる危機(外来生物
 4.地球環境の変化による危機(50年間で1℃上昇)
インタプリタ
  知識や情報を与える解説ではなく、受ける人たちの感性に働きかけ、自らきづいたり、学んだりすることを助けること。(日本インタプリテーション協会のHP)

 帰りはすっかり暗くなっていたが、書店でも寄って行こうかと歩き出したとたん、雨がポツポツと来た。ちょうど、バスがすぐ後ろに来ている。バス停で止まりドアを開けて何人か降りてくるころには間に合うと小走りにバス停に向かう。が、バスは待っている人がいないため、スルーしてしまった。次のバスまで35分ほどなので、そのまま歩いて帰ったが、大降りにはならずに済んで良かった。