紫陽花

■紫陽花
◎紫陽花に心変わりを告げた朝    禅智
 アジサイの別名として「七変化」「手鞠花」「四片」が載っていた。そして、アジサイ全般の花言葉は、「移り気」「冷淡」「辛抱強さ」「冷酷」「無情」「高慢」とあった。
 確かに、可憐に咲く花といったイメージよりも雨風に耐えて咲くイメージが合う。
 いつもと変わらない時刻に家を出たにも関わらず静かな朝であった。赤信号待ちに車が一台も止まっていない。ひょっとして今日は祭日なのかと思った。しばらくして、自転車に乗った高校生に追い抜かれたので平日だと納得する。
 太陽が雲に隠れて、影が薄い。西側を歩く。今日も、バーヂウォッチングを楽しもうとカメラ片手にゆっくり歩く。汗ばまないように歩く。しかし、まもなく雲の切れ間から太陽が顔をだし、あわてて東側の日陰に移る。



 最近、忘れ物が多くなったと思う。これも歳相応と微笑んでおられるうちならいいが、さ〜っと引いていく時もある。今日はそれだ。忘れたものは財布である。梅雨の谷間なのか暑い日だった。
 ああ、今日も朝から胸がウイ!

■「花の50名山」(みなみらんぼう著、メディアファクトリー、2009年)を読む。
「シュンランの別名がジイババあるいはジジババと言う〜」
「大工さんが使う墨入れに形が似ているから、ス・ミ・レという名になった〜タチツボスミレ〜墨壺を立てたような形〜」
「山路を歩きながら、木姿、花姿、そして大きさや、花色などさまざまなチェックポイントから、自分なりの違いを発見するしか覚える近道はない」
「朝霧は晴れ」
「花酔いしそうな大群落」
「山は雨でも楽しい」
「山登りが趣味とは言うけれど、単にピークに登り、その登った数を誇ることなど、取るに足らないことだと思う。」
「山は人との出会いの場」
「〜セカセカと花の名前を覚え込んでいるのは、少々不健全なのかもしれない。」
「〜スクワットを一日1回につき15回、それを5度やってください。それで、相当筋力が付きます。」
「どの花もねがいがあって咲く」