晩夏

■晩夏
◎道端のエノコログサに晩夏あり   禅智
 日の暮れるのは早くなっているように感じる。つい先ごろまで夏至と思っていたら、もう冬至に向かっている。月日の経つのは早いものだ。
 朝、家人と子供が名古屋へ行くというので、駅まで送る。
 このため自家用車は通勤に使えたが、健康に悪いのでわざわざ自宅へ戻り車を置いて出勤する。通勤車が10m以上の車間距離を置いて止まっている。影があるためだ。危ないような気がした。
ハクセキレイカワラヒワに出会う。


 道端にエノコログサが生えていたが、一帯は枯れ果てていた。もう秋だなあ。気温は猛暑日が続いているが、確実に秋の気配を感じた。

 13時50分「ウイ注意報発令」。今月から薬を変更してもらった。しかし、眠気を誘う副作用があるので、持って来てはいるが服用できない。
 これでは永遠のゼロである。


■「死に支度」(瀬戸内寂聴著、講談社、2014年)を読む。
「青春は、恋と革命よ」
「我が将来に待ち受けているのは、老いと呆けと死だけである」
「行者はね、歩いている時が行者なの」(酒井阿闍梨
「〜足のおや指が行の途中で腐りかけた時、これで切って捨て行がつづいた」
「〜気力があるけど、体力がついて来ない」
「立派な武士と仏道の修行者は、自分の死ぬ様子を、まわりの者に知らせたりはしないのだ。自分の命が尽きる時は、誰もしらないだろう。」