尖山

■尖山
 今日もうららかな春の陽光が眩しい。晴れで、車が使えた場合の行動パターンはあらかじめ決めてある。山歩き後に温泉のパターンである。9時過ぎから出発し、昼頃に帰宅する。
 どこへ行こうかと迷ったが、雪山で行っていない山が多く、とりあえず尖山にした。
 今の時期なら車で上の登山口まで行けると思うが、林道の脇のフキノトウ狙いであり、ここで停めて歩く。

 ここは昨年土砂崩れが起きて、林道は閉鎖されう回路が作られていたが、今回は鎖もなく、綺麗に整備されていた。まもなく、お馴染みの標識が目に入る。

 林道の法面を眺めていたが、フキノトウは出ていなかった。下の方は大きくなっているので、もう遅いのかと思う。
 野鳥も濃い。真っ先にカケスの歓迎を受ける。近くで啼いているが、なかなか姿を見せない。その内、頭の真上を飛んで行った。太ったカケスであった。
 聞いたことのない鳴き声もする。だいぶ粘ったが出会えず。
 登山口に到着である。

 ここの駐車場はほぼ満車であった。
 雪解けの水が山の斜面から流れている。

 水で濡れた登山道を歩く。つい見過ごしそうになった水場である。確か、コップが置いてあったと思うが、無くなっている。手で受けて飲む。

 尾根に出るまでは日の当たらない場所を歩くので、一部残雪が残っている。まあ、心配するような状態ではない。

 尾根に入ると日射しが差し込み春爛漫であった。

 直ぐに登頂である。小学生か幼稚園の子供がおばあさんと来ていた。



 水を一杯飲んで下山する。
 今の時期、黄色い花が咲いている。これは何かと聞かれて、遠目で見て「サンシュユ」という人を自分は信じていない。よほど目がいいのだろう。自分も昨年聞かれたが、その時は「サンシュユかダンコウバイかアブラチャン」と答えた。今回は手で触れる位置にあった。サンシュユは丸い球が集まって円くなっているが、これは違う。
 あまり自信がないが、ダンコウバイではなかろうか。葉が出たり、秋に実がでれば確実に分かる。

 そして、ギフチョウも来てくれた。

 小さな花びらのサクラも咲いている。キンキマメザクラのようだ。

 いったん帰宅して昼食を作り、食べる。そして、今日はアイスクリーム無料配布日であったので、近くの大型ショッピングセンターに向かう。平日なので空いていた。

 昼食が少なかったことと、本も読みたかったのでドーナツ屋さんに入る。ポイントを全部使ったら少しで済んだ。

 しかし、ゆっくり読めなかったね。ざわついていたが、これは集中力が少ないからだと気合を入れても集中できなかった。その時、家人よりメールが入り買い物を頼まれて帰宅し、湯船に浸かったら、気だるい疲労が全身を覆っている。