雪囲いと支柱

■雪囲いと支柱
 予定では昨日の雪囲いの続きであったが、雨が降って来たので予定変更になった。雪囲いはこの後もどんどん続き、いろいろなパターンのやり方を覚えさせるようだ。
 昨日はいわゆる棚ものと言われる雪囲いを行った。そして、午前中はその講義に当てられた。
 棚ものには、片屋根型その1、片屋根型その2、片屋根型その3、両屋根型、合掌型とある。自分たちが昨日行ったのは、その1であった。しかし、結束の仕方がたくさんある。①巻き結び⇒男結び、②京結び、③編み掛け、④片掛け割入れ男結びである。①④は大丈夫であり、②は習っておらず、③は自信がない。
 この棚ものの前面に化粧縄で飾りを施すという。その場合は、上がひばり結びで下が巻き結びである。これは出来そうだ。
 その2というのは上の竹が横になっている形である。あまり見たことがない。
 その3は、竹穂を乗せる方法である。これは、横竹で挟むように竹穂を固定する。そのため、下の結束の結び目は横に作らなければならない。
 両屋根型は実施している班がいる。少し見てみたが、結束は編み掛け方法であった。
 続いて支柱である。支柱の2種類目にあたる鳥居型支柱である。
 最初にDVDで概略を見た後、取り付け方法のテキストで説明があった。街路樹などでよく見かける方法である。以外にややこしい。図面の通り寸法通りに作らなければならない。
 そして、実習である。丸太に釘を打つことから始まる。昨日はノコギリで今日はトンカチである。そして、穴掘りである。60cm近く掘る。水平垂直を確認し固定する。
 結束は針金でやるのが普通であるが、2本取で3巻きなので難しい。そこで、軟らかいビニールひものようなもので練習する。最初は最後に結ぶ分を残し丸太と丸太の間に押し込んで固定するところから始まる。タスキかけで前後がクロスする。割りを入れる場所と結ぶ場所を考えておかなければならない。
 最後に、仮想樹木の固定である。これは、シュロ縄で行う。これも、コの字に挟んでクロスしながら結束する。
 来週は、忘れてしまわないように、また最初から行うという。覚えるまで教えるという姿勢が一般企業とは違うと思った。