■刺
 今日は雪囲いの残作業を行い終了した。その後は、鳥居型支柱の練習である。国家試験の場合の制限時間は45分なので各自時間を計りながら行う。
 時間を意識すると汗が噴き出す、冷静な判断ができず、出来栄えがいい加減になるなど減点要素ばかりである。自分の場合は40分であった。他のメンバーは30分を切っている。
 新しいこととして、兼六園縛りを習う。金沢の兼六園の雪吊りによく使われるということであるが、通常の巻き結びと違い、雪吊りを外すときに外れやすくするための縛りということであった。簡単な縛りなので、下手すると抜けそうだ。
 終わって手を洗っていたら左人差し指に痛みがある。よく見ると刺が刺さっている。帰宅後、刺抜きを探してもらったら、3個も出て来た。ヒゲ抜きの使っていたころの物だろうと思う。今はそんな下品なことはしていない。
 しかし、刺抜きでは取れないくらい小さい。目では刺さっているのが見えるのだが・・・・。そこで、周りを押してできるだけ上に上げ、爪でいろいろ触っていたら取れたようだ。後から血がでてきたので取れたと判断する。

■「屋久島ジュウソウ」(森 絵都著、集英社、2006年)を読む。
「早死にすると言っている人間に限って、誰よりも長生きするものだ。」