門松作り練習

■門松作り練習
 先日のフォレストリーダーのイベントで地域の方にミニ門松作りを指導した。その時に参加したフォレストリーダーにも材料一式が支給された。要は、練習しておきなさいという意味である。門松作りは県内の全ての地区で実施されており、西の方では藁を使わず竹で囲っているという。
 そこで、自分で自宅で作って見ることにした。
 まず、藁は葉をすぐって芯だけにしておく。テーブルの下に仮止め用のビニールひもを引き、その上に藁を広げる。この時の容器の大きさとの関係で藁の量がポイントである。少ないと容器が見えてしまうし、おおければうっとうしい感じになる。これは経験則で行くしかないか。

 仮止めのビニールひもで藁と容器を縛る。

 そして、全体に当量になるように手でなぞりながら藁を均一にし、一方の縄を縛る。

 仮止め用のひもを外して上のわらも縄で縛る。縛り目の方が裏になる。

 この段階で、下の出ているところを外側に曲げる。この時、今年の藁か去年の藁かによって曲げやすさが異なるので、硬ければ、水を付けながら曲げる。

 上の藁を、容器の外周に沿って編んでいくが、最初は正面から90度の方向から始めるといい。最初の輪は後から最後の藁を上から入れて縛るので少し大きくしておいた方がやりやすい。

 雪吊りの上飾りの要領で次々と編んでいく。二回ほどひねりを加えれば毛羽たちも少なくなるが、自分は座ってやったので、上手く行かなかった。やはり、立って行う方がいい。

 最後は、上から穴に入れて引っ張れば終わりである。

 ここで切ってはいけない。全体を通して密度の濃い薄いがあるので、ずらしたりやり直したりしながら調整する。

 まあ、この程度にしておこう。

 縄と縄の間にシュロ縄を巻くが、今度は結び目を正面にし、輪を3つにしてウメを演じる。

 続いて竹である。節と節が合って、節合わせ(=不幸せ)にならないようにあらかじめ、揃えておく。

 枕木があればセットしやすい。

 中ほどにビニールひもで仮止めし、一番下にガムテープを巻いてばらけないようにする。

 ここにも、中ほどにシュロ紐を巻いて結び目を正面にして輪を2つ作る。

 容器の中で固定すべく、オアシスを包丁で豆腐切りして動かないように詰める。

 何とか、立ったので、植物を配置する。通常は、松竹梅であるが、梅が無いので裏庭のナンテンを入れた。難を転ずるというのでこれもいいであろう。

 さて、いつ出すかでは、クリスマスが終わって大安の日がいいということと31日はダメと聞いていたので、結局今日しかなかった。

 プールから戻った家人にどうかと聞いたら、「じゃま!」の一言であった。