散策

■散策
 このところ、体中が筋肉痛である。ゆっくり温泉にでも浸かれば少しは和らぐだろうと思いながら5時に起床する。
 家人は早出出勤で帰省した子供はバイトである。送り迎えウイークの始まり始まりである。
 天気は雨でどこかでゆっくり本でも読もうかと考えていたが、大した雨でもなく時々止むので溜まっていた散策をこなすことにした。
 まず、環水公園である。毎年出会う野鳥たちとの再会である。変わらないことは貴重である。
 今年初見のミコアイサのツガイである。カルガモとの大きさが比較できる。雄は全部で4羽ほどいたようだ。

 これも常連のオカヨシガモのツガイである。

 野鳥観察小屋は4人が大きなカメラをある一点に向けて無言であった。何を狙っているのか聞けるような雰囲気ではなかった。左の茂みを覗いている。何か珍しい野鳥でも入ったのだろうか。常連のモズもやってきた。

 ユリカモメも数羽舞っていた。なんか、愛らしいね。

 続いて呉羽山の北側に向かう。
 シジュウカラヤマガラコゲラヒヨドリのシャワー状態であった。
 シジュウカラに何か混ざってないか何度も撮ったがいなかった。

 コゲラも3か所は居たようだ。

 さらに、呉羽山の南側の白鳥城跡の駐車場に車を止めて城山の頂上を通り反対側の駐車場に降りて、車道を戻って来た。ちょうど、昼時間であったので、斜面を見ると一面イチゴ畑である。つまつま、食べながらの散策であった。

 歩いていると、先日山仲間との納会でなおりんさんからヒノキのある山を聞かれたことを思い出した。ヒノキぐらいどこでもあると吉峰山と答えたところ、連れて行かなければならないような雰囲気になり、確認に行こうと思い立った。なかったら、ウソつきになる。
 しかし、吉峰山に到着し山道を登ろうとしたら、カケスの声が近い。ヒノキ調査は後回しになってカケスを追いかけた。
 地面に立っているカケスである。これは珍しいと思った。

 枝被りであるが、ピントがあった。

 餌を食べているカケスとカケス3連発であった。この山ではっきりと撮れたのは初めてであった。

 雨の後であったので遊歩道は避けて林道を歩くことにした。
 なんと、大きなアカマツが根こそぎ倒れている。おそらく昨日の強風のためであろう。こういうのはあまり見ることがないので、観察する。根っこが思いのほか浅いことと、主根から折れている。こんな細い主根と浅い根で体を支えていたのかと思うと何かこみ上げるものがあったね。

 十月桜が咲いていた。ここはいろいろな桜が植えてある。

 なかなかヒノキに出会えない。ヒノキ科の樹があったので確認するとアスナロであった。また、もう少し登るとまたまたヒノキ科の樹があったので確認すると、ヒノキではなく、サワラでもなく、アスナロでもないので、クロベかな(未調査)と思ってスルーした。
 さらに登ると、遠くからもヒノキと確認できる樹があった。

 「わいはヒノキだ!」
 これで、ウソつきにならずに済んだ。
 大雨にならず静かな散策で気持ちがよかったなあ。