雪割草

■雪割草
 山の会の企画でセツブンソウ、雪割草、ヤマシャクなどを見に行こうという話が上がっており、セツブンソウは今月上旬に実施しており、続きの雪割草である。
 当初からどこへ行こうかという話があり、地元なら猿が山や赤祖父山があるが、どうも気が進まない人が多く、新潟県に向かうことになった。新潟県では、別の会があり交流が続いている。
 まず、待ち合わせ場所の道の駅である。

 富山からは8人乗りの高級レンタカーを借り、今回もヨモギさんに運転をしていただく。朝ピックアップ場所へ向かう途中にくさのさんと出会う。登山のようであった。
 最初は妙法寺へ向かう。山の会なので車を横付けし花を見て帰るということは考えにくい。どんな予定なのかも知らず、時の流れに身を任せるつもりであった。
最初に、ミズバショウザゼンソウが咲いている場所があった。

 雪割草はオオミスミソウミスミソウを指すようだ。自分の今までの経験では、ポツポツと咲いている可憐な花というイメージであったが、ここは株が大きく色も多彩であった。

 雪割草の写真は何十枚も撮った。そして、キクバオウレンも咲いている。

 キクザキイチゲカタクリも咲いており、雪割草とのツーショットがあった。

 カンアオイの葉がある。新潟の方が葉をめくって、花が咲いているという。大きな花であった。コシノカンアオイと説明された。

 やはり、遊歩道を歩くようだ。勾配は少なく呉羽山を歩いているような感じである。お寺から海岸まで1時間30分ほどのコースである。
 今回の企画でのメインは雪割草であるが、それに負けじと劣らないのが、『武やん』との再会であった。彼は、ロッククライマーである。富山の会に所属されていたが、全国を転勤されているようで、今は新潟市に住んで、新潟の会に加入されている。
 最初、どこかで見たような・・・・と思っていたが、武やんと分かると富山のメンバーででは知らない人はいない。なおりんさんらといい雰囲気で歩かれていた。

 途中で休息である。なんと新潟の方から笹ダンゴを頂いた。新潟名物であるが、今回のは桜笹ダンゴであった。おいしかったね。

 ゴールの岸壁に到着し集合写真である。佐渡島もよく見えた。

 あらかじめ車を1台回してあり、車で待ち合わせ場所に到着である。ちょうど12時であった。ここで、新潟の方たちは昼食である。さて、富山部隊の行動はどうなるのか。実は決まっていなかったのである。その時、武やんが、これから角田山へ登ると話され、富山部隊はそれに同行することに決まった。続いて、登山である。
 この山も雪割草が有名で多くの方が訪れておられた。問題なのは登山口に標識がないことである。とりあえずバス停で間に合わせる。

 最初から最後まで急登であった。時間的に頂上へは行かず花の咲いている5合目当たりで引き返すという。

 最近、軟弱な山ばかり歩いていたため、大腿四頭筋にもろに効く。汗も出てくる。
 しかし、雪割草はすごい群生である。足の踏み場に気を付けないとダメなくらいである。

 ここでも、たくさんの写真を撮ったが、珍しい10枚苞の花を載せる。

 紫の濃いのもたくさん株で咲いている。これは地元に無い色である。

 登山道の脇に黄色いジンチョウゲのような花を咲かせた木があった。名前が出て来ず図鑑と格闘していたら、『ナニワズ』のようである。(間違っていたらごめんなさい)

 急登を下山し、海岸線に出る。海抜ゼロメートルからの登山も初めてである。セグロカモメしかいなかったが、トビのような鳥が山の木に止まった。一応撮って確認したが、身体の色などからトビであるが、顔つきがちょっと違うので載せる。

 予定変更ではなく、最初から予定がなかったにしては、十分満足できる花見遠足であった。
 最初から最後まで運転されたヨモギさんにはいつも感謝である。武やんさんも富山の会に入ろうかともいわれており、みんなからのリクエストも多かった。
 遅くなったのでSAで夕飯である。

 今回の企画で少しうれしかったことは、自分自身花を見てかわいらしいと思う心が残っていることが確認できたことである。