■八乙女山
今日は晴れ予想で、家人は自転車通勤のため車が一日中空いており迎えの必要もない。一泊でも二泊でもして来ていいという。いい機会なのだが、どこの山へ行こうかと悩んでいた。4月に登れる山を自分の過去の記録から見ても同じところばかりだし、ガイドブックをペラペラめくっていたら、八乙女山が見つかった。記憶では登山というよりはハイキングのように記憶している。ちょうどいい。
やはり一度きたことのある山なので勝手は覚えていた。5合目から登る。標高756mなので600m過ぎから残雪が予想され冬山装備、といっても長靴だけである。
登り始めて野鳥の声が多い。シジュウカラ、ヤマガラ、ウグイスの声が多くカメラをどっちに向ければいいか迷いながらであった。この状態は頂上まで続いた。
さっそく、群れがいるので、撮ったらアオジのようだ。
7合目までは積雪はない。春ののどかな山歩きを満喫していた。たまには、花を撮ろうと、イワウチワとキクバオウレンを撮る。ツルアリドウシやヤブコウジもあった。
なんの木か分からないが、ウソが群れでやってきて、群れで飛んでいった。ということは桜であろうか。キンキマメザクラ、ショウジョウバカマが咲き乱れていた。
カケスの声が近いので、慎重に近づいたら、近くの木に飛び移ったので凝視しながら近づいたが、向こうへ飛んで行ってしまった。アオゲラの声がいくつもする。
大きな鳥が止まった。アカゲラのようだ。しかし、瞬時に飛び立ってしまった。
エナガもいる。コゲラの声もする。8合目あたりから積雪であるが、深くはない。
トレースを外すと太ももまで潜ってしまう。
アオゲラが飛んで近くに止まってくれた。
9合目から尾根道になるが積雪が多い。四阿から夏道で行こうとしたが、トレースがない。しばらく迷っていると、林道にトレースがあった。冬はこっちから登るようだ。流石に最後の傾斜はきつかったね。
頂上はスギ林の中にあるので、積雪はない。当然、眺望もない。直ぐに戻る。
帰りは、急傾斜である。このトラバースは少し緊張したね。滑ると20mほど滑落しそうだ。
結局、転んだのは3回だけであった。高成績であろう?
いい天気だ。こんな日は、山歩きに限るねえ。
下山では、ぜひともコゲラを狙っていた。そうすると3拍子がそろう。声が聞こえているので、我慢比べである。少しきわどいがどうにか撮れた。
あとは、新しい野鳥との出会いがあれば満点なのだが、そう簡単ではない。キツツキ3種を撮れたので良しとしようと下山していると、いい声の鳥が目の前に飛んでくる。スズメより小さい。初めてであった。図鑑で確認するとゴジュウカラのようだ。(図鑑登録)
余裕が出来たので、春の恵みなどを探すと、タラノメの群生地があった。でもまだ早そうだ。10本以上見つかった。
この山は野鳥が多すぎてなかなか進めなかった。成果は大満足である。
帰宅後、少し遅い昼食をとり、昼日中風呂に入った。窓を少し開けて露天風呂の雰囲気もだしたり、いい一日であった。