八乙女山

■八乙女山
 今日もいい天気である。昨日の夕方までは車が使えないので予定は入れてなかった。夕方にみみな草さんからメールが入った。内容は、友人と八乙女山へ行きたいというのでその情報収集であった。しかし、この時期、林道が開通しているかどうかや積雪状況も分からず、見ないと分からないと応えたところ、それでは下見に行きましょうとなった。ちょうど、昨日の呉羽山BWに参加されていたYUJIさんともどこかへ行きましょうという話が出来上がっており、渡りに船で3人で下見に行くことにした。
 八乙女山の標高は756mであるが、林道が開いておれば5合目までは車でいけるので標高差は449mである。遊歩道もよく整備されており、この時期はいい山である。
 5合目の駐車場までは何の心配もなく行けた。

 野鳥も濃い。以前はゴジュウカラに出逢えた。今日の出会いも期待しながら歩いた。もちろん、植物も無視するわけではない。これは、ツルアリドオシで俗称1両である。

 前を歩くYUJIさんとみみな草さんである。

 ウワミズザクラも咲いている。

 登山道脇はイワガガミとチゴユリで飾られている。

 白いイワカガミもある。

 キクバオウレンも今の時期花が終わってこの状態になっている。結構群生していた。

 これは、珍しいヒメシャガである。

 7合目のベンチは特に野鳥が濃かった。ツツドリの声も聞こえる。
 双眼鏡で野鳥観察しているYUJIさんである。

 こっちは、近くで鳴いてるのもかかわらず、葉っぱの陰で見えずイライラしている自分である。お腹が病的に強調されているいい写真である。(アホ)

 水場に到着である。山に入っては山の水を飲むべしと書いた登山家もいた。

 やっとの思いで水場に到着したものの、カメラを落として気落ちしている自分である。

 エンビのパイプから水が出てる。冷たくて美味しかったね。

 おや! この花はなんだろう。この特徴的な3裂の葉は、ミスミソウではないだろうか。しかも葉が大きく、オオミスミソウではないか。この時期にユキワリソウで出会えて感動であった。

 マルバマンサクもまだ咲いている。

 こっちは、オオカメノキである。

 展望台からの眺望である。風もさわやかに吹いてくれて、日射しも優しく最高の山歩きになっている。できれば、ずっとここに座っていたかった。

 後ろに、変わった葉の木が立っている。なんだろうかと考え込む。カラマツの若芽ではないかと思う。

 そして、樹の幹からスミレが咲いている。こんな光景は初めてである。苔が介在しているのであろう。

 またしても、オオミスミソウである。この花は、この先の赤祖父山でしか見れないと考えていたが、こんな近くでも見れることに感激であった。

 ススタケも出始めているようだ。

 残雪が出始めた。残雪の上にもトレースがあるので、みみな草さんがルートファインディングしている。結果、残雪を避けて歩くことになった。

 林道にぶつかりそのまま歩くが、私には違和感があった。長い間の林道歩きに前回のルートとは違うような気がする。しかし、見づらかったが標識があった。頂上へのルートはいくつもあるようだ。

 登頂である。

 下山するが、カタクリが咲いている。

 下の四阿で休息である。

 ここで、みみな草さんからデザートを振る舞われる。非常に冷えていたので、疲れた体にはありがたかった。

 野鳥も狙いながら下山する。なかなか撮れない。今日は天気がいいので何人もの人とすれ違う。私は、ふと思考が止まってしまった。相手も、一瞬何が起きたかと思っていたようだ。なんと、なおりんさんと遭遇である。この確率は非常に小さいと思う。宝くじでも買おうかなどと下らないことが頭によぎる。

 無事に下山できた。

 昼を回っていたので、何か食べていくことになった。久しぶりの手打ちうどんは旨かったね。

 この時期の山は実にいい。駐車場は満車で一部路上駐車になっている。しばらく、腰掛ていたが、涼しい風があまりにも気持ちよくなかなか腰が上がらなかった。
 今日も充実した一日になって、皆さんに感謝である。