ねいの里

ミスド
 ショックである。自分の定年後の生活を大幅修正しなければならない事態である。
 自宅から1kmの距離にミスドがある。ここはいわゆる2ndオフィスというか第二書斎である。開店以来23年間通っている。ここで勉強して資格試験もだいぶ取ったと記憶している。朝は7時から開いており、夜は23時である。近いことと、コーヒーがお代わりし放題ということと、快適な音楽がかかっていることで、週に2〜3回は利用している。店の人とも顔なじみである。
 それが、今月末で閉店されると張り紙がされていた。アルバイトに確認しても最近知ったようで埒が空かない。そういえば、業績不振というニュースが出ていたことを思い出した。市内にいくつかあるが、自分にとっては、ここが一番である。
 ミスドカードもここで使い切ろう。Rポイントも最後の日に使い切ろう。

■ねいの里
 午前中は雨が降ってきたので、外出はできないと実家のかたずけを行った。ヒョウも降って来た。このヒョウという漢字について、これまで『氷』という字を使っていたが、いろいろな小説を読んでいるとどうも違っているようだ。調べると『雹』の字が正しいことが分かった。
 先日、八乙女山フキノトウを20数個採って来て、昨日天ぷらにしておいた。もったいなので昨日は5〜6個だけ食べ、残りは今日食べるつもりであったが。朝食卓を確認すると無くなっている。家人が全部食べたらしい。まあ、いいか。
 午後から時々晴れ間が出るので、かねてより気に成っていた『ギフチョウ』を撮りに行くことにした。一番確率が高いのは『ねいの里』である。早速、飛んでいるが、素早く止まらない。だいぶ追いかけたが、とても追いつける速さではない。
 カタクリの咲いている場所に着いた。カタクリとの2ショットが撮れれば最高である。だいぶ待っていたら、1頭やって来たが、相変わらず動きが速い。なんとか1枚撮れた。

 野鳥は、シジュウカラホオジロエナガヒヨドリ、スズメ、カワラヒワぐらいしかいないようなので、花を撮る。
 調べてないが、過去の記憶でトキワイカリソウであろう。

 これも調べてないが、ユキグニミツバツツジであろう。

 迎えの時刻が近づいたので、池を通って帰路に着く。池にはカイツブリが居た。
 林道を出口に向かって歩いていると、突然、黄色っぽい鳥が20mほど前の枝にとまった。私の手は飛んでいる時からスイッチをオンにして、止まるとほぼ同時にレンズを向けた。1枚だけ撮った時点で飛んで行った。この間、1秒はかかってないと思う。(苦労するねえ)
 撮影時にはマヒワではないかと思っていたが、どうも胸半分に縦縞があるので、違っているかもしれない。図鑑と格闘して近いのが、マヒワ、エゾビタキ、シマアオジである。もう少し鮮明の写真であれば分かるが、一枚こっきりである。