登山後

■登山後

 いきなりステーキかよ。登山後は肉が食べたくなったので、最近出店した店に向かうと家人に話すと、肉屋で肉を買って来て家で焼けばと勧めるが、話の種にもなりそうなので外食することにした。
 今日は平日でしかも11時半なので空いていると期待したが、外まで行列ができているではないか。最後に空いていたと思われる駐車場にかろうじて停めることができた。待っている間に、どんな人たちが並んでいるのだろうとヒューマンウオッチングである。子供連れが多い。なぜ?学校は無いのか!学生風、若い人、高齢者と様々な人たちが並んでいる。いったい、この人たちは何をしているのだろうか。
 11時42分店の中の長〜〜い椅子に座ることが出来た。テーブルに呼ばれるごとにどんどん前へ詰める。
 12時15分テーブル席に呼ばれる。4人掛けテーブルであるが、真ん中に仕切りがあるので相席でも気に成らない。厨房を見ると、肉の塊を切っているが、一枚ごとに計っている。紙のエプロンを付けて待つ。従業員の方は唾が飛ばないように透明なガードを付けている。
 12時32分ステーキ到着である。鉄板の余熱で赤い部分を焼いてからソースをかけると説明を受ける。このソースがポットに入っているので、いい加減に掛けたら掛け過ぎである。ビーフシチュウのようになってしまった。
 12時55分食べ終わった。アゴの訓練にはいい。お腹は膨れた。
 レジにも並ぶ。外税が気にくわない。カードを作りませんかと勧められたが固辞した。
 いつもなら昼寝対策でコーヒーショップであるが、外食してしまったので節約のために散策に向かう。場所は決めてなかったが、あまり傾斜の無い場所がいいと考えて、古洞の森へ向かう。
 気ままに散策をする。こういうのが一番いい。
 これは、葉に鋸歯がないので、マルバアオダマ

 これは、葉が三枚で北陸に咲いているので、ユキグニミツバツツジ

 ウワミズザクラも何本も咲いている

 これはフジであるが、ノダフジヤマフジのどっちのフジまでは分からず。

 野鳥も啼いていたが、なかなか撮れない。道路すれすれに飛んで藪へ止まった鳥がいたので追いかけるも、撮影は困難である。
 なんとか、撮れたがアオジのような顔であるが全体が見えないので間違っているかもしれない。

 変わったシジミチョウが飛んで来たが、図鑑で調べるも分からず。

 これは、ガマズミの仲間であるが、葉に光沢のないコバノガマズミなのか、光沢のあるミヤマガマズミなのか、普通のガマズミなのか。

 スミレが2種類咲いている。これは、スミレである。鮮やかであった。

 家人から帰宅指示メールが来たので急いでいると、ナチュラリスト協会会長夫妻と出会う。何を撮ったかと問われ野鳥の写真を見てもらったがどこに鳥がいるのかさえカメラでは分からずであった。
 帰宅後、昨日の登山記録にコメントを付ける。いろんな方から写真を送っていただいており整理を付けたが結構時間がかかった。
 今週は予定がすっぽりと抜けたのでゆっくり休養することにしよう。

■「ビンボーの女王」(尾崎将也著、河出書房新社、2017年)を読む。
「クラッシャー上司・・・部下のミスを執拗に責めたり、暴言を吐いたりして鬱による休職や退職に追い込むなど、その言動で部下を次々と潰してしまう上司のこと」
「〜自炊するようなエネルギーは仕事で使い果たしていた。」
「〜風に匂いがあることをずいぶん長い間忘れていた。」
「〜この状況からリカバーできるかどうかで人間の価値が決まるんだ〜」
「会社は何もしてくれなかったそうだ。みんな搾取されて使い捨てられるんだよ。」
「普通のサラリーマンは安定と引き替えに搾取されることを受け入れた人間だ。」
「優しくしてやるばかりでは、部下が育つのにやたら時間がかかってしまう〜」
「〜金がなくてたって将来への希望があればいい〜」
「いわゆる『詰んだ』というやつだ。」
「お金の若者離れ」
「そういう寛容さのない社会〜」
「金を稼ぐより大事なもの〜」
「金がなくてもできる何かを。」