高い

■高い
 今日も暑い。こういう日はどこへも行きたくないと思っていたが、朝4kmの散歩はこなす。公園の木陰はいい気持であった。
 最近というかここ1年ほど自宅にいることが多いのでいろいろな経験をさせてもらっている。今日も玄関のチャイムが鳴り、出たら。どうぞ、ということで乳製品一袋を手渡された。人間は正直でクレルといわれればモラッテしまう悲しい性である。
 金額にして千円ほどであろうか、試供品である。空瓶を後日回収にくるという。冷え冷えであった。一旦受け取ったものの、「只ほど高いものはない」と思い。その会社に電話して取りに来てもらった。飲んでしまってからは、断りずらかろうという人間の心理を付いた景品商法なのだろうか。新聞でも似たような勧誘があった。
 体調は悪い。なんとなくだるい。こういう日は休むに限る。”老化加速マシン”は家人に渡したので歩くしかない。肉を食べようとレストランに向かう。たまには贅沢もいいだろう。昼はランチをやっているはずであった。見開きのメニューに日替わりがあった。日替わり御膳となっている。「少し高い」が頼む。メニューをしまうときに裏にランチメニューがあったことに気づく。
 昼食後、図書館に向かう。お祭りをやっており、屋台がずら〜っと並んでいる。横目で値段を確認しながら向かうが、「ヒェ〜〜!と思うほど高い」。もはや買うことはないが、これが豊かな生活の現実なのだろうか。午後からも4kmほど歩いたら、何もやる気がなくなってしまった。明日こそは、草むしりでもしようと思うが・・・。

■「ズッコケ熟年三人組」(那須正幹著、ポプラ社、2015年)を読む。
「人間歳をとると朝が早くなるというのは本当だ。」
「庭を造ったのはいいけれど、植木が枯れちゃ元も子もないし、花だって季節ごとに植え替えしなくちゃあ。やっぱり専門の造園業者にはいってもらうことになるでしょう〜」
「市議になって今年で三年、あんまりいいことはなかったなあ。」
「固定電話はつながらないし、ケータイのバッテリィーを充電しようにも、電気がきてないだろう。」
「〜犠牲となった人々を偲んで、献杯したい〜」