一年の計

■一年の計
 まだ自分が若い頃、一年の計は元旦にあり、などと誰彼とも聞かされて、元旦に抱負などという実現不可能な願望を少し考えていたように思う。
 先日、加入している団体から活動予定計画の提出を要請され、昨年新たに加入した団体からも年間105回の今年度のスケジュールを渡され、知人からも企画内容が送られ来ており、山の会の年間スケジュール、恒例の山行や家族のライフイベントやら、将来の自立のための自己投資、通院の予定、法事の予定、図書館や国際会議場での無料講演会の予定などが壁に貼ってある。4月までにまだまだ増える。
 問題なのは、同じ日に2重、3重と重なってしまうことになる。これを三重苦と呼んでいる。早い者勝ちでは無く、その時の状況で選んでいるが、そうすると別の企画は欠席や不参加になってしまう。そうすると何かの機会に、なんで来ないのか?と苦言を言われる。そして、段々と疎遠になってしまうというお決まりの結果が待っている。そのため、昨年からある団体を脱会したり時間がかかる計画を止めたりしていた。
 今日は、昨日の疲れも癒えておらず、計画を立てようと決めた。
 まず、ナ協会を決める。この歳になったら人に迷惑を掛けたりしないで、自分の良心に素直になりたい。自分の現在の知識が人に説明できるレベルかどうかを日頃の散策で確認してはいるが、お世辞にも十分とは言えない。そのため、来年度は活動休止という回答を県庁に送信した。植物の名前しか分からない、いや名前すらおぼつかないでは、話にならないと自分では思っており、この考えに素直に従いたい。眼に入った植物をよどみなく分かるようになってからの再活動を期したい。
 後は、スケジュール表に予定を埋めるだけである。来年の予定も入った。このような年間スケジュールを4月まで埋めて行き、どれに出るべきかを判断することになる。
今年は白根山にも登りたいと考えている。
 外は晴れ間が出ているのでちょっと散歩に出る。約4kmである。肥満は防止しなければならない、筋肉を付けて新陳代謝を活発にしなければならないと歩いていると肥満なツグミににらまれた。あんたも早死にするぞと言いながら別れた。

 
■「気になる木がわかる」(林 将之著、廣済堂出版、2011年)を読む。(その19)
「河原や中州に生えている木
① 葉が細いコゴメヤナギ、カワヤナギ、オノエヤナギ、シダレヤナギ、中くらいのネコヤナギ、タチヤナギ、ジャヤナギ、広めのマルバヤナギ、バッコヤナギ、小型のイヌコリヤナギ
② ネコヤナギ・・・早春に毛をかぶった花、葉脈は弧を描く
③ カワヤナギ・・・中央よりやや先で幅が最大、オノエヤナギは付け根で最大
④ タチヤナギ・・・一番多く群生、ジャヤナギは葉裏が目立って白い
⑤ マルバヤナギ・・若葉が赤いので別名:アカメヤナギ、葉は無毛、バッコヤナギは裏面に毛が密生
⑥ コゴメヤナギ・・・葉は小さい、北日本に多いシロヤナギや西日本に多いヨシノヤナギに似ている
イヌコリヤナギ・・・葉は対生」
「沢沿いのヤブに生える変な匂いの木
① コクサギ・・・光沢が目立つ、先の方で最大幅、鋸歯はない、2枚づつ交互、ちぎるとミカン臭
クサギ・・・・成木は全縁であるが幼木は鋸歯がある、ピーナッツ臭
③ ゴマギ・・・・側脈が平行で目立つ、葉をこするとゴマの香り
④ ゲッケイジュ・・全縁で細かく波打つ、さわやかな香り
ヘクソカズラ・・草と木の中間的性質、潰すと臭い、別名:ヤイトバナ」
「はね形の葉をもつ雑木
① ヌルデ・・・・はね形(羽状複葉)、軸に翼がつく
ネムノキ・・・葉は細かいはね形(2回偶数羽状複葉)、花はピンク
ゴンズイ・・・はね形の葉が対につく、光沢は強い、実は赤と黒
④ ニワトコ・・・幹や枝は弓なり、樹皮は縦に裂ける、春に白い花、新芽は食用であるが過食は禁物、別名;セッコツボク」