確定申告

■確定申告
 疲れがたまっているのだろうか、今日は家人が早出で送って行くことにしていたが、寝坊をしてしまい、二番目が送って行くことになった。天気がいいのでもったいない。今日の予定は、確定申告会場に行って申請用紙をもらってくることと相談一件である。まあ、昼近くにでも行こうと考えていた。
 ところが、事件が起きた。往路は家人が運転し、帰路は二番目が運転して車を持ってくるが、キーは家人が持ったままであった。自宅の駐車場に止まった車は動かすことができない。実は、数か月前に自分がスペアキーをキーレスと一緒にしてしまった。今使っている、スマホやパソコンやキーレスであろうと、電気製品は必ず壊れるという信念を持っており、出先でキーレスの電池が無くなった場合は立ち往生になってしまうので、いっしょにした。今回はこれが裏目に出たようだ。
 誰が悪いかという問題になっていたが、自分が悪いということになった。そのため、家人の職場までキーを取りに行かなければならない。往復28km歩くかどうか検討しなければならないが、先に確定申告会場に向かう。
 初日なのだろうか、混んでいる。今年から、医療費控除のための医療費の領収書は送らなくてもよくて、各自5年間保管に変わったこと、提出のための封書は折ってのり付けする方法に変わっていた。
 問題は相談コーナーである。自分は、未成年者の社会保険料控除の可否と方法を聞くだけなのに、1時間以上も待たされる。見ていると、高齢者がここで申請書を作成しているではないか。一人20分〜30分かかっており、3名の相談員で回していても限界があろう。人の迷惑ということを全く考えず自分だけ良ければそれでいいという態度である。そういう書類は自宅で書いて来て疑問点のみ確認するようにして欲しいが、もう手遅れ老人のようなのでどうでもいが・・・。
 1時間ほど待って自分の相談は30秒で終わった。
 さあ、ここまで歩いて来たが、ここから歩くかどうかである。明日の準備もしなければならないので、途中までバスを使うことにした。それでも、トータル5〜6kmは歩いていると思う。
 帰宅後、昼食を食べなければならない。今日はお好み焼きを作るつもりでいたが、二番目が牛丼でも食べて来たらという。そうか、今日は牛丼無料日であったのだ。忘れていた。二番目はどうするかと聞いたら、牛丼よりもお父さんのチャーハンが食べたいというではないか、泣かせるね!早速、冷蔵庫の余り物でチャーハンを作ったらペロッと食べてくれた。牛丼は自分の分は食べ、二番目の分は2枚の引換券をもらって来た。
 そして、家人からメールが入る。医者で薬をもらってくることである。その後、買い物、ガソリン給油などが重なり、迎えの時刻は10分前であった。
 今から夜中までパソコンで申告書類を作成する。当局はe-TAXを進めているが、印刷するインキ代がもったいないので、計算後の画面を手書きで写す方法を採用している。
 サラリーマン川柳の100句が発表されたので、全部に目を通したが、抱腹絶倒の句は無かった。時勢について行けてないのだろうと思うが、悪い事とは思わない。流行語大賞も半分以上は知らないことである。インスタとは何か、忖度はどういう意味だろうか。まあ、流行語大賞を良く知っている方は自分は時代についている、引っ張っているという気負いでいるのだろうか。それはそれで結構だが、口を半分空けてテレビや週刊誌などを見て時間を消費しても分かるようになるのではないだろうか。

■「吾輩のそれから」(芳川泰久著、河出書房新社、2016年)を読む。
「死ぬとははなはだ便利なものだ。」
「やはり俳句には、真に迫る所の写実の気味が必要であろう。」
「浩然(こうぜん)の気」
「〜私は無知であるが、自ら無知であることを知っている〜」