無題

■無題
 今日も予定はない。いつもの送迎から一日が始まる。天気は良くなったり小雨がぱらついたりと落ち着かない。たまにはゆっくり本でも読みたいものだと考えていたら、帰省している二番目も同意見であったので、コーヒーショップに行くことにした。この店は、二人で新宿店に入ったことがある。しかし、トースト半分と卵と飲み物しか付かなくて400円もするとは高すぎていつもは入れない。
 コーヒーショップで紅茶を頼む。

 豪華な内装であったが、何か落ち着かなかったね。
 午後からはゴルフへ行く予定であったが眠たいというので次回に持ち越しになった。時間が空いたので何気なくテレビを付けると、氷上のおはじきであると思っていたカーリングをやっている。『そだね〜』が流行語になると解説者が言っている。しばらく見ていたが、なかなか奥が深そうだ。解説者によってルールが分かると面白い。これが、名前だけの説明ではやはり解説とは言えないだろう。
 晴れ間が見えたのでカメラを持って出たが、小雨がぱらついてきたので、急ぎ戻り部屋でゆっくりしていた。
 先日の講演会にまつわってボランティア活動の案内所が送られて来た。汗水流し移動費も自己負担して鍋一杯である。主催者は自治体から補助金が支給される。得るものがあるかどうかがボランティア活動のポイントである。

■「最後に手にしたいもの」(吉田修一著、木楽舎、2017年)を読む。
「人間の体というのは不思議なもので、不調の原因が分かると、みるみる回復することもある。」
「品というものは、所謂“ながら”と対極の場所にあるのかもしれない。」
「巨万の富と名誉を手に入れたあと、人が最後に欲するものは芸術だ〜」
「人生が楽しいだけでなく、人間がいつも完璧なわけではない〜」
「旅先でのんびりできるかどうかということは、誰かの親切を自然に受け入れられるかどうかかもしれない。」
「読書というのは強制されてやるものではない。」
「せっかくの人生、結局、楽しんでいる者勝ちですよ」
「〜せっかく琴平まで来て、こんぴらさんに登らないのは、なんとなく縁起が悪そうでもある。」
「大人になればなるほど、ものの見方は固定化していく。柔軟になろうと努力はしても、気がつけば、慣れた見方で世の中を見ている。」
「〜笑顔が集まる場所というのはそれだけで何か巨大なパワーが生まれるのだ。」