コーヒーショップ

■コーヒーショップ
 今日の朝は小雨であった。家人は遅出である。こういう日は、朝一にコーヒーショップへ向かう。

 コーヒーショップはやはり窓際が一番好きである。昔、理想の書斎を思い描いていたころがあったように思う。まあ、やる気さえあれば場所は選ばないという考えも交差していたような気もするが、ないものねだりであった。
 理想の書斎は、広い机、目の前の大きなガラス、軽快な音楽に飲み物であった。なんとも、控えめな理想なのだ。
 それが、コーヒーショップが出来たことで300円ほどで実現できている。いいか悪いかはともかく、最近は皆勤賞である。
 今日新しく知ったことがあった。BGMは長らくジャズかと思っていたが、ブラスバンドのようだ。記憶ははなはだ乏しいが、昔クロスランド小矢部に連れて行ってもらったコンサートで演奏された曲に似ている。このコンサートを見るまで、ブラスバンドというのは、何十人もの人々で演奏するものだと思っていた。しかし、楽器を変えながら5人で演奏するブラスバンドも迫力満点であった。
 昼に近くになったので、帰宅し昼食を食べる。今日はダイコンの浅漬けが出来ている日である。さっそく、味見したが、あまり美味しくはないが十分食べられる。昆布とトウガラシが少なかったかもしれない。大きなタッパ2箱分出来上がり、そのまま、バリバリと止まらない。
 昼食後は散歩である。ただ歩いても面白くないので、ちょうどアイスクリーム無料配布日であったので、遠くの店まで歩く。

 雨はひどくなかったので、十分歩けた。
 そして、引っ越しの準備を行う。ついでに、部屋の片付けも少し行う。心理学に部屋の片づけをしだすと何かに逃避しているとあった。まあ、今更何でもいい。

■「道なき未知」(森 博嗣著、KKベストセラーズ、2017年)を読む。(その2)
「物質的な豊かさでは心は豊かになれない」
「お金を貯めることよりも、時間を貯めることの方が、結局は豊かな生活をもたらす〜」
「適度に学び、適度に考えるのが、頭の健康に良い〜」
「なにごともそうだが、未来を悲観的に考えることが基本だ。」
「〜自分の人生は、効率よりも楽しさを優先したいのでは?」
「人間の社会は複雑だ。結局、目の前のケーキに手を出してしまう人たちから搾取する構造が、今の社会の基本的仕組みなのだ。」
「長生きはしたいけれど、年寄りにはなりたくない、なども大いなる矛盾である。」
「両立とは、ほとんどの場合、どちらつかず、中途半端になるだけである。」
「若いときには、五十歳まで生きるのがせいぜいだろうと考えて、人生計画を練ったため、今はロスタイムみたいなもの。」
「〜人間も動物であって、野垂れ死にするのが本来である〜」
「初詣などしたことがない。」
「自分は絶対に間違える」
「あらゆる対策を練って、それでも足りないと感じる精神こそが、真の信頼を生み出す。」
「日本人のうち小説を読む人は、百人に一人もいない。もの凄いマイナな趣味なのである。」
「自分がいかに知らないかを知っていることこそ教養といえる。」