朔日

■朔日

 今日もいい天気だ。毎月1日は節目なので所用をこなすことにしている。

 まずは銀行での通帳記帳である。快晴の空の中をゆっくりと歩いて向かう。いい気分になる。家計の通帳は自分が管理している。無駄な支出がないか記帳して確認し、残高が心配なら入金しなければならない。今日は毎回楽しみにしている年金の振り込みは印字されてなかった。記帳する時間が早かったのだろうと帰りにも寄ることにする。

 続いて家人のために図書館へ行く。

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 図書館前は、ホコテンになっている。山王祭りは天気がいいのと、土日に重なり混むだろうと予想する。自分はあの人混みは苦手だ。

 次はセカンドオフィスに向かう。ここは、毎月1日は、チャージ金額の5%+10がポイント還元される。そこで、1ヶ月の入店回数を予測してチャージする。そして、使用する度にもポイントが付くので、少しお得感があるように感じるが、コーヒーの原価などたかがしれている。まあ、自分の場合は、場所代と考えている。

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 ポイントで購入してポイントが付くというのは何か不自然に感じる。これと反対なのが税金の二重払いと感じる場合である。税目を変えるか新しく作ればどれだけでも税金が取れるとでも考えているような気がする。二酸化炭素排出も問題になっているようだ。そろそろ‘’呼吸税‘’というのが出るのではとヒヤヒヤしている。国民は節税のために呼吸を自粛する時代が来るのではなかろうか。今年は国政選挙があるが、消費税がどうのこうのと主張しているトコロには投票しない積もりだ。きちんと、国民総負担額に言及しているトコロに投票したい。過去に所得税減税を実施したが、健康保険料が大幅に上がったということがあった。こういうことは、新聞やテレビや雑誌では、なかなか取り上げないので(もっとも見ないので知らないのかも知れないが)機会が有れば調べたいが、直感に頼るかも知れないなぁ。誰もいなければ、例年通り無効票だろう。まあ、自分一人では、どうにもならないだろうなぁ。

 店は混んでいる。スタッフは、いつもの倍の5名もいる。注文する前に席を確保しなければならない。コンセント付きの席は多いが、全席ではない。人と人の間に確保する。

 次は、財布の中の期限切れのクーポン券などを捨てることである。チラシのクーポン券やうどん屋さんのクーポン券がある。しかし、いやに冷房が効いている。長袖の上着で良かった。

 周りの人の会話が耳に入る。朔日饅頭を買うために行列が出来ていることが分かった。

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  ボランティア活動もやっていない。最近、体調はいいようだ。月が変わったからといって急に良くなることもないだろうが、少しづつやろうかという気になっている。

 昼をだいぶ過ぎたので帰路に着く。獅子舞と遭遇する。

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  帰りも銀行に寄る。記帳したが印字されない。一瞬、年金打ち切りになったかと過ったものの、直ぐに今日は土曜日だと気が付いた。山王祭りが土曜日と重なって混むと思っていながら、数時間後には忘れている。これが老化というものか。それとも、病気だろうか。確か、脳のある部分が傷付くと昨日のことを忘れてしまうらしい。

    昼は肉、野菜、コーンたっぷりのラーメンを作る。最高である。カレンダーをめくって昼寝を決め込む。

 ■「こころ傷んでたえがたき日に」(上原 隆著、幻冬舎、2018年)を読む。

「餓えた子どもたちを前に文学は何ができるのか」

「病気は人生の通過点で~」

「面白い川柳を作るからといって、面白い人とは限らないらしい。」

「死んだ気でやれば死ぬかも知れぬ歳」

「ボランティアすることで、自分が良いことをしていると思いたい人はやめて下さい」

「大金を遣うには、遣い慣れていなければならない。~貧乏な階層の出身者には、大金を遣う体力がない。」

「一度有名になると無名には戻れない。」