小雨

■小雨

 降水確率は90%になっていた。今日も予定がない。ありがたいことだ。家庭ゴミを出す時に外は小雨状態であることがわかった。家人が予約図書の連絡先に自分のパソコンのアドレスを使っているので、予約本の到来連絡メールが届く。

 そこで、出勤前に図書館近くまで送ってもらう。その時刻では図書館は開館してないので、セカンドオフィスで一服する。

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 ガラス窓から見ている限り雨は止んでいるようだ。歩道を歩いている人は、傘を畳んで手に持っている。この前の空間はイベントをやっていることが多いが、テーブルと椅子が広げられている様子から今日は何もないようだ。

 図書館開館時刻になっても、慌てて動くことはしない。コーヒーが無くなる迄ここに居る。頭の中では、昼頃になろうと判断している。

 10時になったとたんに騒がしくなる。そして、広場には野菜直売のワゴン車が止まる。まだ陳列が終わらないうちから10人ほどの列が、次々と買っている。飛ぶように売れるとはこういうことを指すのだろう。5分ほどで裁ききり、ようやく値札を張り出した。

 セカンド・セカンドオフィスは混んでいたが、3テーブルが空いておりリュックを置いてから注文する。ここへ来る前に記帳したら残高が増えていたので、これに気を良くしたので少し高い豆乳にした。サンドイッチのセットにしたら800円ほどになった。テーブルに付いて後悔する。この席はエアコンの風がまともに当たる場所であった。付いていないが、死ぬこともなかろう。

■「夏の坂道」(村木 嵐著、潮出版社、2019年)を読む。

「えらそうなことを言う前に、まず自分の身を慎め~」

「朝(あした)に道を聞かば夕(ゆうべ)に死すとも」

「生きる目的は人間性を完成することだ」

「善を知るかぎり、一輪の花を美しいと思うかぎり、どれほど貧しくても決して底辺ではないさ」

イデアとはあらゆる存在と認識の根拠となる、事物の本質だ。」

「~人間の理性は自らの試みを通してしか成熟せん~」

「好きなだけ学問をし。この世の本という本を読み尽くしたかった。」

「食えなくなれば、人は何でもする。」

「どんな時代に生き、どんな仕事に携わっても、闘いのない人生はない。」

「人はその国家と運命共同体だ。」

「戦いは創造の父、文化の母である」

「身体を滅ぼしても魂を滅ぼすことのできない者を恐れるな。」

「真に教養のある人間とは、自らのあらゆる行動に普遍性の烙印を押せる者のことだ。」

「人生の理想的な最後」