温泉入浴券

■温泉入浴券

 昨晩は筋肉疲労があり、ワーキングハイのような状態でなかなか寝付かれなかった。いつ眠ったかの自覚はなかったものの、朝目覚めるとすっきりした状態だったので、死ぬように眠っていたのだろうと推測する。

 現在、ストレスの原因は二つある。一つは、来週実施される自分のイベントの準備作業である。本番で、「ありゃ!忘れて来た!」とならないように心がけてはいるが、自分は緻密な人間ではないようで、致命的にはならないものの必ずある。

 そして、二つ目は国立立山青少年の家で開催される宿泊学習での森林講座の担当者になったことである。完全に授業の一環である。この資料作りは、9月に入ってからではないと出来ないので、数日間しか日がない。とりあえず、皆の協力で小学5年生の生活の教科書と学習指導要領は手配した。もちろん自腹である。

 いい天気なので散歩日和である。いつもなら、一冊の本をリュックに入れて日陰を選びながら散歩しているところである。しかし、今朝は筋肉疲労を感じる。家人は遅出なので自家用車は10時まで使える。薬を服用するために朝食を食べなければならない。そこで選らんだのがファミスである。値段は高いが、平日朝のファミレスはくつろげる。BGMのボリュームが大きく周りの雑踏をかき消してくれる。

 午後からも疲れが取れない。こんな時は温泉に限ると以前いただいた温泉無料券を使うことにした。

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 15時ごろに着いたので、ガラガラである。湯船では眠りそうになった。サウナで汗も出してすっきりしたにもかかわらず、眠気が取れない。夕飯の時刻になったのでスーパーへ入る。食欲がないので軽くカレーうどんで済まそうと冷凍コーナーへ向かったが、5割引きや6割引きが普通というふうに慣れているので、定価で売られていると買おうという気にならない。540円も出してまで食べたいとは思わない。何も買わずに出てしまった。

■「百閒先生 月を踏む」(久世光彦著、朝日新聞社、2006年)を読む。

「弟子というものは、何でも師匠の真似をすればいいと思っている。」

「~浴衣から生っ白い腹を突き出したまま~」

「~気違いが二人で、お互いに相手が気違いではないかと怪しみながら喋っている~」

「~死ぬのが怖いのではありませんか?」

「私ハ、イツ死ヌノダロウ。“ちごいねるわいぜん”ヲ聴キナガラ、ソレバカリ考エル。~死ヌトイウコトハ、青ニ溶ケルトイウコトナノダロウカ。」