ゴミ収集日

■ゴミ収集日

 今週、来週と予定がほとんどない。こんな時は庭仕事をするに限る。本当は強風の後には木の実がたくさん落ちているので、めぼしい公園へ行くことにしていたが、ガソリン代が勿体なくなり次いでの時にすることにした。落ちている木の実など誰も採らないだろう。

 今日も朝6時前から活動開始である。まったく、会社勤めは羨ましいねえ。8時ぐらいから働けばいいのだから。今日は、ゴミ収集日なのでこのところ毎日やっている剪定済の庭木の処理がある。時間だけなら作業時間と同等程度かかる。1時間もしたころには玉の汗が滴る。ゴミ収集日の朝は御近所さんも早い。庭木の束をゴミ収集場に3束ほど出していたら、誰がこんなにたくさん出すのかとお向い同士で大声で話すのが聞こえたので、すかさずゴミ収集場へ向かい、少し取りましょうかと言うと、相手は驚いて、この程度ならまだいい方で、あそこの家はもっと出すと言われた。ということは、どこの家から何がどのくらいゴミとして出ているのかを把握しているということになる。恐ろしく素晴らしい情報力である。

 出勤時刻が近づくと作業している前を挨拶して通り過ぎる。また、ゴミを出す人もいて挨拶される。しかし、すっぴんの顔は耐えられるものの、眉毛くらい書いて来て欲しいと思う。

 汗が出たので、朝食後シャワーを浴びる。まだ9時前である。そして、内科医へ向かう。このところ、毎月ではなく2カ月ごとになっている。可もなく不可もなくという状態である。

体重を落としなさいと毎回言われるものの、そう簡単に出来るものならとっくにやっている。と、糖質大好き人間は言う。今に痛い目に会うぞ!という無言の笑みが堪える。

 昼食はどうするかについて悩む。外食の方が安く手っ取り早いのであるが、こんなんで800円かと思うと食欲も減衰する。そこで、スーパーに寄ってシーザーサラダと総菜2点を買ったら800円を越してしまったが、好きなものが食べられるのはいいことである。

 午後からは出前講座の原稿づくりである。結構時間がかかるものだ。今日で、もう少しで完成まで来た。ドイツの林業形態などを調べているといくら時間があっても足りない。出前講座もいくつかこなしていると、なんか自分の活動分野がおぼろげながら見えて来たような感じがした。ネッとから題材を探して張り付けるだけといったお粗末な講演もあるが、そんなもの見れば分かるし、二度と行きたくはない。まったく、馬鹿にするな!の世界である。こういう反面教師があるので、戒めとしている。

 今雨が降っているが、傘を差してでも帰らなければならない。セカンドオフィスは徒歩5分のところである。ここは、少し高いが、バスで行くことを思うと返って安上がりだ。店員さんに、久しぶりですねと声をかけられた。面が割れたのだろうか。月一程度の頻度である。こう言われると近いのでもう少し頻繁に通おうかと思ったりするが、これから天気が悪い日が続くので自然にそうなるだろうなあ。

■「森林未来会議」(熊崎実・速水亨・石崎涼子編集、築地書館、2019年)を読む。

「昨今、“自伐型”と呼ばれる林業が注目されている。小規模な林業を行い、一定の収入確保を目指すスタイルであり、林業の魅力に惹かれた若者たちが一人二人と森での新たな挑戦を始めている。」

「山を育てても、その報酬がないのだ。」

「1980年代当時立木価格~1万2000~2万1000円/㎥~今は2400~3000円/㎥程度だ。」

「政府による搬出間伐の推進は、木材市場に需要以上の木材供給をもたらし、木材価格は低下した。」

「~間伐は労働に対する補助金が手厚い~」

「~技術力と知識と現場経験の三つが揃って初めて信頼できる~」

「~森林生態学の知識は、生き物を扱う林業の基本となる。」

「風倒木~製材業に有利に働き~。林業の機械化が進展したこと~もう一つは~天然更新~。植林経費を節約~」