ふれあい

■ふれあい

 家人よりマスクが無いので早朝並んで、と指令が下る。自分は毎日遊んでいるとでも思っているのだろうか?仕事をしていない=遊んでいる、と考えるのはどうかね。しかし、返事は一つである。5時に起床し身づくろいして5時半には到着する。なんと誰も並んでいない。いや、車の中で一人待っている。店の前には、相変わらず、本日のマスクの販売は終了しました。次回の入荷は未定です、と出ている。そうこうしていると、車の中の方が出てこられた。自分は2番である。自然、どちらからともなく話すようになる。話題は、マスク情報である。この方は、3回もゲットされているにもかかわらず、仕事で使うのか毎日数か所を回っているという。駐車場が満車の場合には、近くのコインパーキングで駐車しているという。6時を過ぎた。そろそろ、従業員の方が出勤されると思っていたが、業者のトラックばかりである。最近は受け取りのサインはいらないようだ。そして、飴をいただいた。その方は、6時45分まで開かなかったら別のところへ行くという。話の中では、昨日は20箱あったと聞いた。あの雪の中並んだ人がいるという。3時からかと思ったら、午前1時からという。

 6時40分に電気が付いて店長と思える方が顔を出した。そして、毎週月曜日は入荷がないという。空いている理由が分かって良かった。そうして、いっしょに話できる人が居てくれて良かった。別に、悲しみに出会ったわけではないが、いいふれあいがあった。

 そのまま、朝食である。そうして、図書館へ向かう。旧国道沿いに歩いて行くと、勝手知ったる4トンウイングがクラクションを鳴らしていく。2台目はNさんであった。信号待ちもあって、しばし会話する。復帰したらと冗談を言ってくれた。大胆な予想では、リーマンショックのように週休3日や4日になる可能性もあるのにと思う。これも、ふれあいである。

 午前9時までに8千歩も歩いた。今日はこれからどんだけ~歩くのだろう。図書館で本を借りているが、一度読んだ本を借りることが何回となくある。今日も、さあ新しい本を読もうとページをめくると、既に知っている内容であった。

 昼食は久しぶりにラーメンを作った。あまり肉を入れずに50g、野菜もほどほどに120gとした。生ラーメンなので好みに合う。

 午後から枝処理でもしようと考えていたが、16時に医者の予約があった。歩けば30分以上かかる。15時半に着くように14時半過ぎに出る。天気がいいとはいえ、風が冷たい。北風なのだろうか。

 ここまでの歩数は2万2千を超えた。今日もいい睡眠が得られるだろうと考えている。

■「とまり木」(周防 柳著、小学館、2019年)を読む。

「~なによりもだいじなものは、忘れることである。」

「~耄碌(もうろく)するちゅうことは、若返ることと同じなわけだ。」

「人はときに運命的な出会い、というものをするらしい。」

「絵というのは、心の中にあるものを描くことなんだよ。」

「もがいて、もがいて、のたうちまわったが、一度落ちはじめた調子は容易に元に戻らなかった。」

「テクノロジーによって人類の未来を脅かすような分野ですね。」

「やり直すために、ここがある。」