プール

■プール

 最近変わったなと思うことに、レシートが長くなったことと公共機関の手洗い石鹸の濃度が濃くなったことがある。そして、自分の生活では、山に行かなくなったことがある。どうも気持ちが山に向かない。そして、このことは要注意事項であった。山に気持ちが向かないということは、何か他のことで問題があるということを指している。

 そこで、今日は山へ行こうと考えていた。久しぶりにアラームで起きる。そして、外を見ると、雪が降りしきっている。正に♪ゆっきでした~。隣家の車の上には5cmほども積もっている。平野部でこの程度なら、山は何倍も積もっているだろうと、中止を決める。人間も動物である。身体を動かしていないと、退化する。

 それなら、いつものように歩こうかと考えていたが、雨も降っており、曇り空で歩いても気分が出ない。なんせ、世の中自粛、自粛の断蜜ムードである。自分はいつも不要不急の外出をしている。世の中の流れに逆らうほど強くはない。と、思っていると知人のTさんからプールへのお誘いがLINEで入った。渡りに船とはこのことである。昼からだったので、昼飯は、9円の焼きそばを作る。ニンニクとバラニクと野菜をいためた後に焼きそばと水を入れて、麺つゆとソースとオイスターソースで味付ける。結構、美味しくなったね。

 迎えに来ていただいた。おまけに無料券もいただいた。

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 プールでは、歩くことにしている。それも、腰を捻じって片足を肘に付ける歩き方である。これでインナーマッスルが鍛えられると筋肉体操で放映していた。しかし、自分の場合は、腹の脂肪が邪魔して肘にはつけることができない。「脂肪は裏切らない」そこを、頑張るのである。水圧と日ごろやっていない運動で3往復もすればクタクタである。その後、ジャグジーで温まる。これを2~3セットやれば十分である。今も、腹筋がうずいている。

 知人のTさんとは、その後、コーヒーショップで雑談をして別れる。

 帰宅後、疲れがどっと出ている。心地いい筋肉痛である。こういう生活が65歳になったら安くできるのだと今から楽しみである。

■「サバティカル」(中村 航著、朝日新聞出版、2019年)を読む。

旧約聖書では、神が六日間働いて世界を創り、七日目を“sabaticus”、すなわち安息日とした。サバティカルはそれにちなんだ制度である。」

「うちは出戻り歓迎ですから」

「自由と解放のホットドッグを食べ、安らぎと落ち着きのコーヒーを飲んだ。」

「やろうと思っていたこと、やり残してきたこと、置き去りにしてきたこと。」

「人生と一緒だよ。積み重ねてきたことを活かすには、どうすればいいかを考えればいいんだ。」

「日常に混ざった非日常は、やがて消え去っていく。」